■□■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■□■ 【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ 天木直人のメールマガジン 2009年6月13日発行 第222号 □■ ──────────────────────────────── ■ 避けて通れなくなった小泉・竹中郵政改革の責任追及 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ おもしろくなって来た。このまま蓋をされて誤魔化されそうになった 郵政民営化の実態が、ひょっとしたら国民の目に明らかにされるかもしれない。 そんな可能性がかすかに見えてきた。 麻生首相はつくづく愚かだと思う。かつて小泉首相が田中真紀子と野上外務 次官の二人を同時に更迭したように、今回の騒動を鳩山大臣と西川社長の同時 更迭で幕引きをしておけば、あるいは誤魔化す事ができたかもしれない。 しかし、鳩山大臣だけの一方的な更迭は、問題を大きくしてしまった。見て いるがいい。西川問題はこれからが本番となる。 メディアは意図的に一般論にすりかえようと報道しているが、今回の問題の 本質は、西川を更迭したら麻生降ろしの政局にするぞと脅かされて、本来は 郵政民営化に反対だったにもかかわらず、そして西川社長の更迭を考えていた にもかかわらず、麻生首相が腰砕けになったところにある。 なぜ小泉一派はそこまで強気になれるか。後ろに米国の庇護があるからだ。 その真偽を突き止めるところまで行かざるをえなくなってきた。米国の日本支配 の有無の問題にまで行き着かざるをえないのだ。 小泉・竹中改革は米国の手先になって国を売った仕業だ、その典型が郵政 民営化だ、こういう俗論は世に溢れかえっている。 しかし、誰もその証拠を示す事ができないまま、今日に至ってきた。そのまま うやむやにして終わりそうだった。 だけど、今度の日本郵政問題がこじれた。その混乱を報じれば報じるほど、 この問題に言及せざるをえない。 あの読売新聞が6月13日の社説で、日本郵政の説明責任を問う鳩山大臣の 主張には頷ける部分が少なくないと書き始めた。関連記事の中で、小泉元首相に 連なる財界人脈が西川続投を強引に後押ししたと書き始めた。 極めつけは6月13日の東京新聞「こちら特報部」だ。メッキがはげた「改革」 300兆円外資が狙う、という見出しの下に、識者の言葉を借りる形で、 小泉元首相は「構造改革」と称して米国の要望を次ぎ次に実現していった、 郵政民営化の進路は危うい、とまで書いた。 さらにまた6月13日の日刊ゲンダイは平沼赳夫元通産大臣にインタビュー して、西川社長が辞めないのは、そもそも就任の時から大きなシナリオがあった からだ、そのシナリオとは、日本の郵貯、簡保の資金の米国金融資本への開放だ、 私が大臣をやっていたころから、何度も政府間協議が行われていたが、 その会合に米国の民間保険会社の社長が来ていて驚いたものだ、などと 話している。 研究よりも米国との人脈づくりに励んでいたと思われる竹中平蔵氏が郵政民営化 を推し進め、米国のゴールドマンサックスと強い絆がある西川氏が生田正治氏に 変わって日本郵政の社長に就任した、などと語っている。 西川問題をめぐる麻生首相の小泉一派に対する屈従は、もはや政権交代を 駄目押ししそうだ。そして政権交代が起きれば、郵政民営化の究明は、ひょっと したら実現するかもしれない。それを私は期待する。 ──────────────── 天木直人のメールマガジン 2009年6月13日発行 第221号 発行者:天木直人 著者ブログ: http://www.amakiblog.com/ 読者の皆様からのメールをお待ちしております。

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