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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

「天木直人メルマガ」 第195号 孫崎享氏との対談 
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□■□■  【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■  天木直人のメールマガジン 2009年5月22日発行 第195号 □■   ────────────────────────────────── ■                  孫崎享氏との対談  昨日5月21日、私は週刊金曜日の依頼で孫崎享前防衛大学校教授と 対談した。  孫崎氏は、防衛大学校教授というより、私にとっては三年先輩の元外務官僚 である。  私のメルマガでも紹介した「日米同盟の正体 迷走する安全保障」(講談社 現代新書)の著者である。  私は6年ほど前に外務省から辞職を迫られ、その後「さらば外務省!」を上梓 して外務省と対峙して生きる覚悟を固めてからは、ただの一度も霞ヶ関に足を 運んだ事はない。  路上や地下鉄ですれ違う二、三度の遭遇の他は、ただの一度もかつての同僚と 話をすることはなかった。  外務省から、如何に敵視され、警戒されているかを、私は知っているからだ。  私の第二の人生は、それほど厳しいものである。それは今でも続いている。  その意味で、昨日の孫崎氏との対談は、私にとって外務省を去って以降初めて の元同僚との接触であった。私にとっては大きな意味を持つものであった。  私は対談の依頼を週刊金曜日編集部から受けた時、真っ先に伝えたのが、 孫崎氏は私との対談を了承したのか、というものであった。  これまでにも私の名前を聞いたとたん対談を断る者が何人もいた。私と関係を 持てば累が及ぶ、と考える者が多い。たとえば佐藤優もその一人だ。  意外にも編集部は、孫崎氏は快諾しているという。それならば是非とも 会ってみたい。会って、その著書「日米同盟の正体」を世に問うた心境を 聞いてみたい、そう思った。  そういう経緯があって今回の対談が実現した。  対談は私にとって忘れられないものになった。おそらくこの対談は最初にして 最後のものになるだろう。  その内容については6月19日発売の週刊金曜日を読んでいただく他はない。  しかし、編集部がそれをどのような記事にしようとも、私と孫崎氏の対談は、 文字ではとうてい言い表せないものであった。  私は外務省を離れて初めて、同志を得た思いだ。しかも最強の同志を。  私たちが伝えたい事は、憲法を否定し、日米安保条約を否定するような あらたな日米同盟関係が、国民への説明責任なしに進められようとしている 事に対する継承である。  それを一片の政治宣言で誤魔化そうとしている外務官僚の越権、驕り、 法の支配の下克上、を糾弾する事である。  私たちは、右や左のイデオロギーとは無縁の、元外交官としての立場から、 国を思い、国民を思って、あるべき正しい外交を主張していく。  日米同盟一辺倒の日本外交ではこの国の将来は危うい事を、国際政治 の現実が教えている。その事を国民に示していく。  やがて必ず後に続くものが出てくる。出てこなければ嘘だ。  別れ際に、孫崎氏から感謝された。あの本が書評にも取り上げられずに無視 されていた中で、私がブログで取り上げてくれた。それがきっかけで一気に本 が売れ始めた、ありがとう、と。  6年前に外務省を離れてから、私がはじめて受けた褒め言葉であった。       ─────────  天木直人のメールマガジン 2009年5月22日発行 第195号  発行者:天木直人  著者ブログ: http://www.amakiblog.com/  

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