□■□■ 【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ 天木直人のメールマガジン 2009年4月25日発行 第161号 □■ ────────────────────────────────── ■ テレビ業界にジャーナリズム精神は存在しない 前回のSAPIO誌(小学館)は、「誰が総理を殺したか」という特集を 組んで、小沢事件を徹底的に検証していた。 それが面白かったので、私はメルマガで4回にわけて紹介した。 今回5月15日号は、「テレビ報道番組は滅絶寸前」 という特集号を 組んでいる。これがまた極めて面白い。 それを読むために買ったところ、たまたま大前研一の国防論を見つけたので、 昨日のメルマガで書いた。この大前研一の二枚舌には本当に驚いたからだ。 今日のメルマガでは本来のテレビ業界特集について書く。 そのレポートはかなりの量であるから、サブタイトルだけを以下に列挙するに とどめておく。 それを読むだけでも、テレビ業界がいかに腐敗しているかがわかる。今更ながら テレビはもはやジャーナリズムなどではないと思い知らされる。 1.社員は記者クラブでふんぞり返り、厳しい現場は制作会社に丸投げする 殿様報道局 2.「映像最優先」と「善悪二元論」が視聴者をミスリードする本質的構造 3.新聞、雑誌を見て東奔西走するいまどきのテレビニュースのつくり方 4.報道も、「見た目が9割」、「タレントキャスター」ばかりが続々増殖中 5.政府、与党に媚び、民放に追随するNHKに受信料を払う価値があるのか 6.もはや政官の「介入」に抵抗すらしなくなったテレビ・ジャーナリズムの 「自殺行為」 このほかにもまだまだ面白い指摘があるのだが、ここで止めておく。 そのかわり、残されたスペースで、日刊ゲンダイ4月24日のきわめつけの 記事を引用して終わることにする。 「テレビ業界に石を投げると有名人の子供にぶつかる」という見出しの その記事は、「キャスターとしての評判は様々だが、親としてはマトモかも しれない」という書き出しで、古舘伊知郎の事を褒めている。 何事かと思ったら、成城大学4年生の長女が「テレビ局に入社」せずに、 アパレル会社に進路を決めたからだ」という。 その後に続くテレビ業界と有名人の子息、令嬢の就職実態をみると、古舘が 褒められている理由がわかる。 みのもんたの長男と次男はともにTBSと日テレ。故松岡利勝農相の息子は NHK。「嵐」の桜井翔の妹が今年日テレに総合職で入社。桜井の父親は 総務省総合通信基盤局長で将来の次官候補。中川昭一前財務省の長女は フジテレビ社員。鈴木宗男の娘も4月からNHKに入局・・・ おそらく同様の例は山ほどあるに違いない。テレビに権力批判などできる はずはないのだ。馴れ合いなのだ。 それにしても、なぜこのようなことになるのか。SAPIOの記事とあわせ 読むと、その答えは、「まともな番組をつくることなく高給がもらえるからだ」、 という事になる。 羨ましい限りだ。せめてコネ入社でないことを願う。 ───────── 天木直人のメールマガジン 2009年4月25日発行 第161号 発行者:天木直人 著者ブログ: http://www.amakiblog.com/ 読者の皆様からのメールをお待ちしております。このメールマガジンに返信 していただければ、著者まで届きます。 読者へのお知らせ 私は4月26日(日)午後の大阪読売テレビ番組 やしきたかじんの 「そこまで言って委員会」に 出演します。テーマは憲法改正問題です。 安倍元首相がゲスト出演するということで、安倍首相に質問したいことは、 というアンケートが事前に配布されました。 私は「首相の職責を放り投げた政治家が憲法を語る資格はあるのか」という 質問を送っておきました。 もし私が番組に顔をだしていなかったら、それが理由で降ろされたと思って ください。 乞う、ご期待。

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