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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

「天木直人メルマガ」 第129号 記者クラブ制廃止を公約した小沢代表
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■□■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■□■  【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■   天木直人のメールマガジン 2009年4月4日発行 第129号 □■ ────────────────────────────────── ■     記者クラブ制廃止を公約した小沢代表      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━    小沢問題についての読者からのメールの中にこういうのがあった。日本の 政治状況に少しでも関心がある国民なら小沢問題から逃れられなくなった、と。  民主党が好きでも嫌いでも、小沢一郎が好きでも嫌いでも、自分の立場を 自問自答しなければならなくなった、と。  そして興味深いのは、常に勝ち馬に乗ろうとするメディア業界人たちの態度が 微妙に変化しつつある、と。  私もそうだと思う。  そのメールの主は自らを「民主党が勝っても負けても小沢続投を支持」派と 自認し、私を「民主党に勝ってもらいたいが小沢続投は好まない」派、と 位置づけていた。  そうかも知れないが、ちょっと違う。  民主党が政権交代を果たすためにそれが最善であれば小沢氏は身を引くべきだ と思う、しかし小沢なき後の民主党がこの国の権力構造を変える政権政党として 力強く結束できなければ元も子もない。  私は小沢一郎という政治家が好きでも嫌いでもない。小沢一郎が私の望む政策の 持ち主であるかどうかもわからない。しかし報じられる情報から判断すると 小沢民主党で政権交代を目指すしかないだろう、そういう立場だ。  たとえば小沢民主党が政権をとったら、局長級の官僚全員から辞表を提出させ 政策の一致する者に変える、各省幹部に政治家を送り込む、という。それが本当 にできれば公務員改革などという議論は不要になる。  小沢民主党が政権をとったら沖縄密約を公表する、という。これまでの外交が 情報公開されれば、日米同盟の根本的に見直しにつながる国民的議論が起まき おこるかもしれない。  小沢民主党が政権をとったら検察・司法の可視化をはかる、という。それが 本当にできれば不正義が少しは改善されるかもしれない。  これらの公約の一つでも現実のものになれば、それだけでも政権交代の意味が ある。そういう公約が実現できれば党首は小沢氏でも誰でもいい。  しかし小沢氏以外の代表でそれが果たしてできるのか。疑わしい。それが 私の立場である。  例によって前置きが長くなったが、そのような小沢民主党の公約の一つに 小沢氏の記者クラブ廃止発言がある。このことについて書く事がこのメルマガ の目的である。  週刊朝日4月10日号にフリーランスジャーナリストの上杉隆氏が、「涙の 小沢一郎会見 報道されなかった重要部分」という記事を書いている。  その中で上杉氏は、3月24日の記者会見の場で、みずから小沢氏に次の ように質問したという。  すなわち、小沢代表はこれまで彼のようなフリーランス、雑誌記者、海外 メディアにも記者会見を開放してきたことに敬意を表した上で、もし小沢 民主党が政権交代を果たしたら、記者クラブ制を廃止して首相官邸をメディア に解放するのか、と。  これに対し小沢氏は、どなたでも会見にはおいでくださいと申し上げてきた、 この考えはかわらない、と返答したという。  この質問に対して会見後多くのメディア関係者から、「ありがとう」、 「おめでとう」、「素晴らしい質問だった」との声が上杉氏にかけられたという。  会見に出ていた非記者クラブのジャーナリストが動かぬ証人になった以上、 記者クラブ解放はもはや後戻りできない民主党政権の公約になった、と上杉氏 は書いている。  その一方で、この日の質問と小沢氏の回答を、記者クラブのメディアは完璧 に黙殺し、新聞もテレビも一切報じなかったと書いている。  大手新聞、テレビが軒並み赤字に苦しんでいる。それは経済危機による広告 収入減や購読数減によるものだ。  しかしもう一つの大きな理由は、それらのメディアが面白くなくなったこと がある。どれも同じような皮相的な情報ばかりになったことがある。  その原因は記者クラブ制だ。権力の垂れ流す情報を伝える事に甘んじてきた 大手新聞やテレビは、自らを権力側と一体化することにより国民のための情報 取材能力を劣化させていったのだ。  我々国民にとってこれほど腹立たしいことはない。  すべてのメディアに官邸を開放する、この公約が実現されるだけでも、小沢 民主党の政権交代の意味はある。 ──────────────────────────────────  天木直人のメールマガジン 2009年4月4日発行 第129号  発行者:天木直人  著者ブログ: http://www.amakiblog.com/  メールが届かなかったり、何らかの不都合があった場合は、以下のアドレスまで  直接お問い合わせください。  ◎まぐまぐプレミアム事務局: customer@magpre.com ──────────────────────────────────── ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━    

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