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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

「天木直人メルマガ」 第130号 明るみに出たイスラエル・ロビーの人事妨害工作
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■□■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■□■  【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■  天木直人のメールマガジン 2009年4月5日発行 第130号 □■────────────────────────────────── ■    明るみに出たイスラエル・ロビーの人事妨害工作 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━     とうとう大手新聞が大きく報道した。4月5日の東京新聞は、米国の国家 情報会議議長に指名されたフリーマン元駐サウディアラビア大使が イスラエル・ロビーの妨害工作に抗議して指名を辞退するという事件を 詳しく報じた。  この事件は3月10日に起きた。ネット情報やイスラエル問題に関心を持つ 情報誌では既に注目して流されていた事件であった。  それが一般国民に広く読まれる全国紙で取り上げられた意味は大きい。 ここまで米国という国はイスラエル・ロビーの影響下にあるか、と皆が気づく 事が重要だ。  この事を知る事によって、なぜパレスチナ問題が解決しないのか、なぜ米国は ここまでテロとの戦いにこだわるかについて、国民は正しく理解する事になる。  そんな米国の外交に追従する日本外交の誤りに気づく事になる。  国家情報会議議長というポストは16ある米国の情報機関の分析を総合した 「国家情報評価」を大統領に報告する要職である。  そのポストにブレア国家情報長官がフリーマン氏を選んだという情報が流れる や否や、ネット上で激しい批判がなされたという。その理由は「フリーマン氏が イスラエルのパレスチナ占領政策を批判する人物である」からだ。  その批判に呼応するように、共和党議員らがブレア長官にフリーマン氏の指名 撤回を要求しはじめた。「親アラブ派を国家情報会議議長にさせることはアメリカ の中東政策に重大な影響を与えかねない」、というわけだ。  たまりかねたフリーマン氏は、3月10日に声明を発表し、「イスラエル・ ロビーから名誉毀損を受けた、この状況では情報機関の円滑な運営を図れない、 指名は受けられない」と抗議したのだ。  この事件の感想を聞かれて、「イスラエル・ロビー」の著者は次のように 語っている。この言葉がすべてを説明している。  「今回の問題だけでなく、米政府の要職につくには百パーセント、イスラエル 支持でなければならないということを人々に思い知らせる形となった」 (スティーブン・ウオルトハーバード大学教授)  「オバマ政権がフリーマン氏を指名した事に驚いた。ワシントンでは、 イスラエルを批判しながら政府の要職に就くのは不可能だからだ。イスラエル・ ロビーがそれを許さない。米国にはアラブ・ロビーは存在せず、石油ロビーも 外交問題にはかかわらない」(ミアシャイマー・シカゴ大教授)  私が注目したのは、これに続くミアシャイマー氏の次の言葉である。  「過去にイスラエル・ロビーの標的になった人々は反撃しなかった。例外は イスラエルの占領政策を批判して攻撃されたカーター大統領だ。フリーマン氏も 屈しないだろう。今後は堂々と発言することが米国の国益にかなうと考える人が 増えるかもしれない」  そう期待したい。その時に米国の外交は変わる事になる。世界がより平和になる。  ────────────────────────────────────  天木直人のメールマガジン 2009年4月5日発行 第130号  発行者:天木直人  著者ブログ: http://www.amakiblog.com/  読者の皆様からのメールをお待ちしております。このメールマガジンに返信して いただければ、著者まで届きます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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