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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

「天木直人メルマガ」 第124号 小沢民主党代表にエールを送る
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■□■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■□■  【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ 天木直人のメールマガジン 2009年4月1日発行 第124号 □■  ────────────────────────────────── ■   小沢民主党にエールを送る     読者からなぜ小沢問題について書かないのか、という声が寄せられる。 その答えは3月19日のメルマガ109号にある。小沢一郎という政治家の 真価が問われているという事に尽きる。  それを黙って見守りたい。願わくば、小沢一郎には、日本の将来のために、 この権力闘争を勝ち抜いてもらいたい。途中経過はどうであれ、最後に勝利を おさめればいいのだ。  その一言に尽きる。それ以上何を評論すればいいというのか。  繰り返し書いてきた通り、小沢民主党が負ける事になれば、この国は官僚と メディアという目に見えない無責任な権力が、今よりも倍加してのさばる 事になる。  そうなればもはや如何なる権力批判もできなくなる。対米従属が無条件で進み、 この国の平和理念は空疎なものになる。  日本という国は、支配者と被支配者が固定する国になる。そうさせては ならない。  考えてみるがいい。政権交代を目前にしたこの国の首相候補が、検察官僚の 裁量ひとつで一瞬にして潰されるのだ。その事の異常さと、不健全さは、 いくら強調してもし過ぎることはない。  権力側に立つ連中は、ここで小沢一郎を潰せば安泰だ、と思っているかも しれない。しかしそれは甘い。「正義」を振りかざす検察官僚と、負け犬を 叩くメディアは、一つ間違えば手のひらを返したように襲いかかってくる。  政治にかかわらないから、反権力の言動はとらないから、と、ひとごとの ように小沢騒動を見ている多くの国民は、後悔する事になる。  この国の指導者になろうとしている政治家を一夜にして潰せるのだ。国民を 弾圧することなどたやすい事だ。  果たして小沢問題はどう発展し、どういう結末で終わるのだろうか。  それはもちろん私には分からない。  しかし、次の事だけは断言できる。その事だけで今は十分ではないか。  私の予想を裏切って小沢は続投を選んだ。その事に対する批判がメディアに 溢れている。しかし、それをすべて権力側の情報操作だと批判する事は正しく ない。多くの世論はそう思っているのだ。私自身もそう考えた。戦略的にはまずい のではないかと、今でも思っている。  しかし、続投を決断したのにはそれなりの理由があるに違いない。それを尊重 したい。世論の非難は覚悟の上での決断であった、それを補ってあまりある 理由があったと思いたい。  すべてのメディアがよって、たかって小沢批判を繰り返しているにもかかわらず、 小沢批判が六十数パーセントにとどまっている事に私は注目している。  小沢を支持する世論が3割近くもある。小沢一郎はその世論に感謝し、その世論 の期待に全力で応えなくてはならない。  小沢一郎に求められるのは何か。それは追い込まれて中途半端な形の辞任を しない事だ。この一点に尽きる。  自らの言葉どおり、政治生命にこだわらない姿勢を一貫して示し、自分の政治 生命と引き換えに自公政権に止めを刺す、その覚悟と戦略を劇的に示すことだ。  そのためには後継の民主党代表を固めておく事だ。菅でも岡田でも鳩山でもいい。 民主党をまとめる事のできる後継者をはやく決めておく事だ。  それが出来ずに、代表選びで混乱するようでは、所詮民主党には政権を取る事は できない。さすがの私も民主党を見限る事になる。  前原とか仙石とか枝野だとか小宮山とか、メディアの前で小沢批判をしている ような連中は無視するがいい。そのような連中はごくわずかだ。メディアが 騒ぎ立てているだけだ。  民主党議員が代表である小沢一郎を批判することはいい。しかし、それを メディアの前で行なうという事は、それ自体が反民主党的行為なのだ。その ような連中はもはや民主党にはいられないだろう。ましてや彼らが小沢なき後の 民主党を率いる事はありえない。  間違って彼らが民主党を率いるような事があれば、その時は、小沢民主党より も国民の支持が得られないだろう。  この権力闘争は、総選挙まで続く息の長い戦いになる。そう心得てかぶとを 締めるべきだ。メディアがどのような報道をしようとも覚悟を貫く事だ。必ず 状況は変わっていく。  自公政権とメディア、官僚との協力関係は決して一枚岩では無い。同床異夢で 小沢民主党と敵対しているに過ぎない。情勢如何によれば形勢は再び逆転する。  それよりも何よりも、麻生自公政権では、どんな策を弄しても、もはや日本の 窮状を救う事は出来ない。どんな状況になっても選挙に勝てる見通しは立たない。  一部メディアが流しているように、解散が決まったとたんに代表を辞任して 新しい民主党で選挙に臨むという戦略も決して悪くはない。  小沢一郎には、その言葉どおり、自らを捨てる覚悟でこの権力闘争の最後の 勝者となってもらいたい。  そして無事政権をとった暁には、この国の権力構造を根本から変えてもらい たい。官僚やメディアに対して、無念を存分に晴らしてもらいたい。  その事を願うのみである。       ──────────────────────────────────── 天木直人のメールマガジン 2009年4月1日発行 第124号 発行者:天木直人 著者ブログ: http://www.amakiblog.com/  読者の皆様からのメールをお待ちしております。このメールマガジンに返信して いただければ、著者まで届きます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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