天木直人のメールマガジン ─反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説 2009年3月28日発行 第0119号 佐藤優が語る外務省の内幕─小沢政権誕生を恐れる外務官僚 発売中の月刊誌「新潮45」の4月号に佐藤優でしか書けない外務官僚の 困惑ぶりを見つけた。外務官僚は小沢政権の誕生に恐れおののいているという。 今年の2月末、佐藤優は全国紙(朝日新聞と思われる)の記者から次のような 話を聞いた。 「自民党から民主党に政権交代があっても、外交はわれわれ専門家が行うので 変化はない」 そううそぶく外務省幹部にその記者はこう言った。 「そうかな、認識がちょっと甘いんじゃないですか。鈴木宗男さんは、民主党と 選挙協力をしているんですよ。民主党政権になれば、鈴木さんが外務副大臣に なって戻ってくるんですよ。それが政権交代というものです」 それを聞いたとたん、その外務省幹部は震え上がったという。 この話を聞いた佐藤優は3月初旬のある夜、鈴木宗男とゆっくり話す機会が あったので、鈴木宗男にその事を確かめたという。そうしたら鈴木宗男は次の ように答えたというのだ。 「本気だ。3ヶ月でもいいから、俺は外務副大臣になって、徹底的に人事を 行なう。無駄なカネと部局を全部カットする。俺は外務省の連中に言われるままに 予算や定員をつけた。それが国益のためになると考えたからだ。しかしそれは 間違いだった。その罪滅ぼしだ・・・ それよりも俺はもっと面白い事を考えている。田中真紀子先生と手を握ろう と思うんだ。そして田中先生と二人で、外務省の機密費に手をつける・・・」 佐藤優はその記事の最後にこう書いている。 「・・・機密費問題をめぐる真実や、外務省の『隠れた財布』になっている 国際機関(拠出金)についての真実が表に出れば、背任や横領を構成する事案が 山ほど出てくるであろう・・・」 実はその通りなのである。外務官僚がもっとも恐れている秘密なのである。 外務官僚が小沢政権誕生を心底恐れるわけである。外務官僚はどんな手を使って も小沢政権誕生を阻止しようとするだろう。 おりしも小沢代表の続投をめぐって壮絶なバトルが繰り広げられている。 その帰趨は、単に小沢一郎の政治生命や民主党の政権交代がかかっている問題 にとどまらない。国民から隠されてきたこの国の権力犯罪が明るみにされるか どうかの瀬戸際なのである。 官僚支配と国民主権の最終戦争なのである。

新しいコメントを追加