天木直人のメールマガジン ─反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説 2009年3月5日発行 第0086号 緊急メッセージ 小沢民主党に告ぐ(その2) 日本の将来が左右される闘いとなる 小沢一郎がここまで検察批判をして闘う姿勢を見せたのには驚いた。 民主党がその小沢代表の下で結束して闘う姿勢を見せたのには驚いた。私は 今でも小沢一郎は民主党代表を退いて検察と闘うべきだったと思っている。腹を くくるのはいい。身の潔白を述べるのはいい。そうであればなおさら、あの 時点で代表を辞任し、民主党の政権交代への影響を最小限におさえて検察と 徹底的に闘うべきであった。民主党代表のまま闘うという事は政権交代を目前に した民主党の運命を巻き込む事になる。それはあまりにも無謀だ。大きな賭けだ。 しかし民主党はその決断を了承した。小沢民主党として闘う事を国民の前で 宣言した。そうであれば小沢民主党は最後まで鉄の結束を保って国家権力と 闘い抜くことだ。検察官僚の横暴を叩き潰すことだ。途中で腰砕けになっては すべてが終わる。なんとしてでも小沢民主党は勝たなければならない。そして 政権交代を実現しなければならない。私は最後まで応援したい。 これは国策捜査なのか。米国の日本支配なのか。その事の真偽をここで詮索 しても始まらない。はっきり言えることは、もしここで小沢民主党が潰される事 になると、やっぱりそうだったのか、という思いが国民を支配する事になる。何も 知らされない国民の意識の中に、国家権力には逆らえない、米国を怒らせては いけない、という漠然とした思い込みが定着してしまう。 その悪影響ははかり知れない。国家権力がどんどんと強化されていく。対米 従属が固定化していく。国家権力批判、対米従属批判をする者たちへの圧力が 強化されていく。小泉・竹中構造改革派が息を吹き返し、この国は再び強者が 支配する国に戻ってしまう事になる。 私は小沢一郎を支持するからそういっているのではない。民主党に媚びている わけではない。しかし、もしここで小沢民主党が空中分解し、政権交代が遠のくと、 日本は長く暗い混迷に入ってしまうという危機意識を持つ。 逆に、もし小沢民主党が勝って政権交代を遂げると、これまで権力者たち (自民党政治家、官僚、メディア)の悪事が暴露され、裁かれる事になる。 主客逆転が起きる。これはまさしくよい意味のクーデターなのだ。 だからこそ権力側の小沢たたきはすさまじい。国家権力と米国の協力者に 成り下がった感のあるメディアは、検察の味方になって小沢不利の情報を流して いる。政治資金規正法違反では不十分とばかり収賄の疑いさえあるような情報を 流し始めた。このままでは時間とともに小沢民主党は追い込まれてしまう。 小沢民主党は負けてはいけない。国民を味方につける努力をすることだ。 政権交代の必要性を訴え続けることだ。自分が正しいと傲慢に胸を張るのではなく、 検察官僚の横暴、不公平なやり方を国民に訴えることだ。いままでどれほどの 自民党政治家の不正献金を検察は見過ごしてきたか、この際それらすべてを 明らかにしようではないか、と身を捨てる覚悟を示すことである。 そうすれば窮地に立たされるのは検察官僚のほうだ。もし自民党政権の了承を 得て小沢つぶしに出たのならそれこそ国策捜査だ。もし検察官僚の判断だけで 動いたとしたら検察官僚の横暴である。いずれにしても大きな問題となる。

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