… … …(記事全文1,568文字)主食とは、日常的に最も多く食べる食べ物のことですが、日本人は歴史上、長らくコメを主食としてきました。
少なくとも昭和30年ごろまでは。
戦前は三大炭水化物食品(米・パン・麺)のうち、60%以上を米で消費してきた日本人ですが、戦後は徐々に様相が変化してきます。一番大きな要素として終戦によりアメリカの軍政下となり、食糧難の日本に大量にアメリカから小麦が送られてきたこと、パン食による学校給食が始ったことによります。
昭和生まれの多くの人は学校給食でご飯を食べたことが無いと思うのですが、筆者の小学生時代は週に2回が米飯給食で、残りの3回がパンでした。
パン給食は揚げパン(にこどりパンとか呼んでました)とおかずとか。
しかしよく考えてみると、揚げパンは大人気でしたが、一般家庭の昼食に菓子パンなんか出すかなと思うんです。昭和20年代は焼き魚と無漂白の食パンとか出たらしいですが、それはそれでアレですけどねw なんだかんだで戦後は学校給食のパンによって、日本人の食生活は脱米食が進んだのも事実です。
カロリーベースでは日本人の米食比率はすでに20%となっており、「日本人の主食はコメ」とは言えなくなってきています。以下は恐ろしい統計結果ですが、