… … …(記事全文2,620文字)静岡県の川勝平太前知事の辞職に伴う静岡県知事選が26日投開票され、新しい知事に無所属新人で前浜松市長の鈴木康友氏(66)=立憲民主、国民民主党推薦=が、無所属で副知事を務めた大村慎一氏(60)=自民党推薦=らを破って初当選を果たした。
選挙戦最終日での大村慎一候補=25日、静岡市(三枝玄太郎撮影)
演説する鈴木康友候補=24日、静岡県掛川市の掛川駅北口(三枝玄太郎撮影)
当初は17ポイントの差をつけられていたといわれた大村氏の知名度不足だったが、投開票日前日には1ポイントあまりにまで差を詰めていた。通常はこういう戦いの情勢は追う側の方が遥かに有利だ。大村氏が逆転勝利を収める可能性はかなり高いと思われた。事実、岩崎清悟後援会長(静岡ガス元社長)は「逆転したと思う」と話していた。ところが蓋を開けてみれば7万票あまりをつけられて、鈴木氏の圧勝だった。