… … …(記事全文4,268文字)イラン戦争が終結に向かう中、中東情勢は今まさに「トランプ流の『ディール』」と「ネタニヤフの『政治的サバイバル戦略』」が真っ向から衝突する、極めて緊迫した局面を迎えている。
2026年6月16日現在の最新動向(米イラン間の電子署名済み覚書、ホルムズ海峡再開、G7での発言など)を踏まえ、今起きている構図と両者の思惑を整理する。
1. 今、何が起きているのか?(現状の構図)
本質はシンプルだ。
米国とイランが戦争を終わらせようとしているのに対し、イスラエルがその梯子を外されまいと必死に抵抗しているという構図である。
米国とイランはパキスタン・カタールなどの仲介により、電子署名済みの覚書(MoU)を成立させた。正式署名は6月19日(金)スイス(ジュネーブ)で行われ、同日中にホルムズ海峡の全面再開が予定されている。
この合意には「レバノンを含む全戦線での戦闘停止」、米海軍封鎖の解除、イラン側の鉱山除去・核活動凍結などが含まれる。
そして、60日間の暫定期間で核問題や制裁緩和を本格交渉する内容だ。
しかし、当事者であるはずのイスラエル(ネタニヤフ政権)は交渉の蚊帳の外に置かれていた。
そのため合意成立後も、レバノン南部など「安全地帯」(約570平方キロメートル、緩衝地帯全体では約1,000平方キロに拡大との指摘)からの無期限撤退を拒否。
「合意は我々を拘束しない」
「独自行動の権利を保持する」
と主張し、前線での軍事圧力を緩めていない。
イラン側は「イスラエルがレバノンに駐留し続けることは合意違反」と反発しており、早くも足並みの乱れが表面化している。下記より
・ネタニヤフの思惑
・トランプの思惑
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