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高安カミユ(保守系コラムニスト)

高安カミユ

イランの行方:海外保守系論客とシンクタンクの考えとトランプの本心を探る

2026年3月、イランの最高指導者ハメネイ師の死は、中東情勢をかつてない混迷と変革の渦中に叩き込んだ。日本の主要メディアが「反米」や「対話」を報じる裏で、米国やイスラエルの保守系論客たちは、この事態をどうみているか?既存メディアでは決して見えてこない、米国保守層のリアルな論争と戦略的な「本音」を紐解く。
そして、最後に世界の保守系論客の主張を踏まえて、イランの行方を推察する。

マーク・レヴィン
彼は、保守系ラジオホストとして知られ、イランを「強制収容所」のような抑圧国家だと批判している。彼は、イスラム共和国の転覆を強く主張し、米国がイラン国民の自由を支援するための積極的な行動を取るべきだと訴えてきた。特に、国内の抗議運動への弾圧を指摘し、体制が存続すれば中東の脅威が増大すると警告。2026年の米イスラエル攻撃後、核開発やテロ支援の停止を求め、民主化への移行を促してきた。
彼は、トランプ政権の対イラン政策を支持し、外交ではなく軍事的な圧力で変革を実現すべきと強調。イラン国民の犠牲を尊重し、国際社会の介入を呼びかけている。これにより、地域の安定と米国の安全保障が向上すると訴えている。マーク・レヴィン


リンゼー・グラム
彼は、共和党上院議員で、イランの将来はイラン国民自身が決めるべきだと主張している。2026年の米イスラエル共同攻撃後、米国はイランを占領せず、国民に「運命を決定するチャンス」を与えるべきと述べた。
新体制が核兵器、弾道ミサイル、テロ支援を放棄し、世界最大のテロ支援国にならないことを目標に据えている。
彼は、体制変革をポジティブに捉え、代表制民主主義か宗教指導者かにかかわらず、脅威の除去を優先。トランプ政権の攻撃を「変革の機会」と評価し、議会の審査を求めている。イラン国民の自由を尊重し、米軍の長期駐留を否定する現実的なアプローチだ。リンゼー・グラムタッカー・カールソン
彼は、保守系コメンテーターで、米国がイランとの戦争に巻き込まれることに強く反対している。彼は、イスラエルが米国を自らの戦争に利用しようとしていると批判し、ワシントンのエスタブリッシュメントがそれに応じていると指摘。2026年の米攻撃を「イスラエルのための戦争」と呼び、多くの米国人がそのリスクを理解していないと警告する。
彼は、体制変革の名の下に軍事介入を進めるトランプ政権を非難し、外交的解決を優先すべきだと主張。イランの核問題やテロ支援を認めつつ、米軍の犠牲を避け、国内問題に集中する孤立主義的な立場を取っている。これにより、米国の国益を損なう中東関与を避けられると考えている。
彼は保守系の中では、少数派だが、今回のイラン攻撃反対派だ。タッカー・カールソン

マイク・ポンペオ
彼は、前国務長官で保守派として、イラン体制の腐敗と失敗を厳しく非難している。1979年の革命以来、約束された繁栄が実現せず、国民を抑圧していると指摘。2026年の文脈で、核開発とテロ支援の停止を求め、イランの体制変革を支持。彼は、トランプ政権の最大限圧力政策を擁護し、外交交渉ではなく制裁と軍事圧力でイランを屈服させるべきだと主張。イラン国民の自由を促進し、民主化への移行を国際社会が支援することを提唱している。
地域の安定のため、IRGCの影響力を排除し、新たな指導体制を確立する必要性を強調。米国の安全保障を優先した現実主義的な視点だ。マイク・ポンペオヨッシ・クパーワッサー
エルサレム戦略安全保障研究所(JISS)元所長、元イスラエル軍情報部研究部門長、イスラエル国防軍(IDF)軍事情報部調査部長およびイスラエル戦略省長官である彼は現在の混迷を、中東から過激派の指導的役割を排除する「体制交代の絶好の機会」と捉えている。米国に対し、単なる傍観ではなく、抗議活動を行う市民を明確に守る姿勢を見せるよう要求。
具体的には、核・ミサイル施設だけでなく、市民を弾圧する政権側の軍組織に対しても攻撃を辞さない「信頼に足る威嚇」が不可欠であると論じた。
彼にとって、イランの民主化と安定は、力による政権交代の成功なくしては達成し得ないという主張だ。ヨッシ・クパーワッサー
つづいて、ヘリテージ財団やハドソン研究所は、今後のイランをどう語っているか?
要注目だ。



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