… … …（記事全文17,667文字）トランプとネタニヤフは何を合意したか？共同声明と各国共同声明から分かることとは？
トランプとネタニヤフ首相（通称：ビビ）が会談し、ガザの問題で合意がなされた。ヨーロッパや中東各国の承認も得た合意案であり、あとはハマスが受け入れるか次第である。しかし、この合意が画期的でもあり、恐ろしい内容を含んだものだった。ハマスが、この合意を飲まなかったら、どうなるかは、この会談から明らかだからだ。そして、この会談と同時に『カタール、ヨルダン、アラブ首長国連邦、インドネシア、パキスタン、トルコ、サウジアラビア、エジプトの外相による共同声明』が重要だ。この会談と、このきゅどう声明を両方を翻訳し解説したい。
重要な箇所を太字にするとともに、最後に私がまとめと、この階段の真実を語りたい。https://www.youtube.com/watch?v=oxcsZrcYuM8
▶トランプ大統領
アメリカ合衆国大統領とイスラエル国首相。
皆様、誠にありがとうございます。
本日は非常に重要な日であり、素晴らしい日であり、おそらく文明史上最も偉大な日の一つとなるでしょう。
何百年も、何千年も続いてきた問題について少なくとも私たちは、非常に非常に近いところまで来ています。
いや、非常に近いどころか、それを超えていると思います。
そして、本当にその問題に取り組み、成果を上げたビビに感謝したいと思います。
我々は多くの国々と同様に、互いに協力し合ってきました。
この状況全体を解決する唯一の道はそれです。
ガザだけのことではありません。
ガザは一つの問題に過ぎませんが、我々が議論しているのはガザをはるかに超えた問題です。全てが解決される包括的な合意、それが中東和平と呼ばれるものです。
したがって本日は平和にとって歴史的な日です。
ネタニヤフ首相と私は今まさに多くの重要課題に関する重要な会談を終えたところです。
議題にはイラン問題、貿易、アブラハム合意の拡大が含まれました。
そして最も重要なのは、ガザでの戦争を終結させる方法について議論したことです。
しかしこれは、中東和平という大きな枠組みの一部に過ぎません。
中東に永遠の平和をもたらすものと呼びましょう。
これは誰もが予想していた以上の成果です。
しかし私が中東諸国やイスラエル周辺国、イスラエルの隣国から得た支援のレベルは信じられないほどでした。
本当に信じられないほどです。
そのすべてがそうです。
本日午後、地域の友人・パートナー諸国との広範な協議を経て正式に「平和の原則」を発表します。
これは非常に好評を博しています。これは単なる形式的なものではなく、徹底的な検討と関係諸国との協働を経て作成されました。
これら全ての国々が提案内容に貢献しています。
多くのアラブおよびイスラム諸国の指導者の方々に、欧州の多くの同盟国と共にこの提案を練り上げる上で多大な支援を賜りましたことに感謝申し上げます。
欧州は深く関与しており、多くの欧州指導者から
「これは本当か？中東で本当に和平を進めているのか？」と問い合わせを受けました。
これは我々が聞いた中で最も驚くべきことです。
一部の人々は「これまで聞いた中で最も大きな出来事だ」とさえ考えています。彼らは確認のため電話をかけてきました。
単なる噂なのか？それとも実際に実現したのか？
そしてこう尋ねました。
「アラブの指導者たちとは話したのか？我々が取り込む必要がある他の全ての指導者たちとは話したのか？」
この件には多くの関係者が関わっている。
また、この計画に同意し、我々が協力すれば長年、数十年、いや数世紀にもわたって続いてきた死と破壊に終止符を打ち、地域全体に安全と平和と繁栄の新たな章を開けるという信頼を寄せてくれたネタニヤフ首相にも感謝したい。
そして言いたいのは、サウジアラビアをはじめとする多くの国々との会談や対話において、国王は驚異的な人物だということだ。
カタールの首長は、信じられないほど素晴らしい人物だ。
我々は完全に深く関わっている。
これらが我々が交渉してきた相手であり実際にこの交渉に深く関与し我々にアイデアを提供し、受け入れ可能な条件と受け入れ不可能な条件を示してくれた人々だ。
かなり複雑だった。
つまり、2000年、3000年と続く問題だから多少複雑になるのも当然だろう。そうでなければ、とっくに解決しているはずだ。
ヨルダン国王はご存知の通り、国連で我々と共にいました。
トルコのエルドアン大統領は私の友人であり、強硬派ではあるが良識ある人物です。
インドネシア大統領は驚くべき指導者です。
プラボウォ氏もまた驚異的な指導者であり、万人に尊敬されています。
彼は我々と同席していました。
私たちが一緒にいたのは、私が言及している人々のほとんどです。
他の人たちは電話か翌日に連絡を取りました。
パキスタンの首相と陸軍元帥、彼らは最初から私たちと共にいました。
信じられないことです。
実際、彼らは声明を発表しました。
この協定を全面的に支持すると。
ちょうど私が歩き回っている最中に発表されたのです。
彼らは言いました。
『大統領、パキスタンの首相と陸軍元帥から重大な通知が届いています。彼らがこれを100％支持しているというものです。』
エジプトのエルシーシ大統領も素晴らしい支持者です。
エジプトのエルシーシ大統領も素晴らしい。
これらの方々は私が長年にわたり知り合った人々だ。
つまり、2015年頃から始まり2016年に大統領職が正式に始まった時期に本格化したと言える。
しかし彼とは実際にはずっと前から知り合いだ。
本当に偉大な人物が数多くいる。全てとは言えませんが、多くの場合、彼らは偉大な男性であり、偉大な女性もいます。とはいえ、主に男性である傾向があります。それは言っておきます。
しかしハマスが受け入れれば、この提案は残る全人質の即時解放を要求する。ただし72時間を超えることは決してない。人質は戻ってくる。こう言うのも嫌だが、親にとって若者の遺体ほど重要なものはない。
ほぼ全てのケースで若者たちは、すぐに戻ってくる。
私は遺族と面会した。遺族は、息子たちが生きて元気であるかのように、亡くなった息子の遺体を取り戻すことに強い思いを抱いていた。
彼らにとってそれは非常に重要だ。
そしてそれは戦争そのものの即時終結を意味する。
ガザだけではない。戦争そのものの終結を意味するのです。
計画では、アラブ・イスラム諸国が（多くの場合文書で）ガザの非軍事化を約束しています。
私は実際に彼らの約束を信じます。私が言及した国々、彼らの約束を信じます。ハマス及びその他全てのテロ組織の軍事能力を速やかに無力化すること。そして直ちに実行すること。
そして我々は、私が名指した国々やその他の国々に、ハマスへの対応を委ねる。ハマスもこれを実現したいと考えていると聞いており、それは良いことだ。
トンネル、武器、生産施設を含む、あらゆるテロインフラを破壊する。
我々が破壊している生産施設は数多く存在する。
また、現在議論している地域において、現地警察部隊の訓練を支援する。
特にガザ地区とその周辺において。ガザの新暫定当局と連携し、全ての当事者がイスラエル軍の段階的撤退スケジュールに合意する。
段階的に撤退するのだ。
銃撃戦はこれ以上ないだろう。
これらの目標達成に向けた進展に伴い、アラブ諸国とイスラム諸国にはハマスとの対応という約束を果たす機会が与えられる必要がある。
彼らがハマスと向き合わねばならないのは、我々がこれまで関わってこなかった唯一の組織だからだ。
私は直接関わっていないが、アラブ諸国とイスラム諸国がハマスと向き合うことになる。
そして、彼らはすでにそこにいると思います。おそらく理解していると思いますし、おそらくそのことは言及していないでしょうが、そうでなければ、ここまで進んではいないでしょう。もしそれができないなら、イスラエルには絶対的な権利があり、実際に我々の全面的な支援、米国の全面的な支援があるでしょう。
ここでマルコスを支持します。多くの指導者がここにいます。偉大な副大統領、スージー・ワイルズ、スティーブ・ウィットコフ、ジャレッド・クシュナー。
彼らはこのプロセスに深く関わっています。他の誰もそれを成し遂げたり、それに近づいたりすることはできなかったと思います。
私たちはまさにその場にいます。初めてのことではありません。まさにその場にいるのです。何千年もの間、初めてのことだと思います。
よく調べて、研究して、学者であれば、おそらく何千年もの間だと言うでしょう。イスラエルは、ハマスという脅威を破壊する仕事を完遂するために、私の支援を受けることになるでしょう。
しかし、私は、平和のための合意が成立することを願っています。
そして、ハマスが合意を拒否した場合、それは常にあり得ることであり、その場合は、彼らだけが取り残されることになります。
他の皆は合意を受け入れています。
もしハマスが合意を拒否すれば——それは常にあり得るが——彼らだけが取り残される。
他の全ての勢力は合意を受け入れている。
しかし私は肯定的な返答を得られる予感がしている。
もしそうならなければ、君も知っている通り、ビビ、君はより完全な支援が得られるだろう
君が行わねばならないことを実行するために。
誰もが理解しているのは、最終的な結果として、この地域に存在するあらゆる危険を排除しなければならないということだ。
その危険はハマスによって引き起こされている。
テロの暴政は終わらせなければならない。繰り返すが、これが我々が求めていることだ。
これは永遠に続く。
これは永遠に続くのだ。
この取り組みの成功を確実にするため、私の計画では新たな国際監視機関の創設を提唱します。我々はこれを「平和委員会」と呼んでいます。
平和委員会、なかなか美しい名称ですね。この平和委員会は、私の要請ではなく、信じてください。
私は非常に多忙です。
しかし、この取り組みを確実に成功させねばなりません。
アラブ世界とイスラエルの指導者たち、そして関係する全ての者たちが私にこれを依頼したのです。
したがって、この機関のトップにはドナルド・J・トランプ合衆国大統領として知られる人物が就任します。
私が望んでいるのは、追加の仕事です。
しかし、これは非常に重要なので、私は進んで引き受けます。
そして、私たちはこれを正しく行います。
さらに、他国の指導者や非常に著名な指導者たちも加わる。我々は理事会を設置する。理事入りを希望している人物の一人が、英国の元首相トニー・ブレアだ。彼は立派な人物だ、本当に立派な人物だ。他にも数名が加わる。彼らは今後数日中に指名されるだろう。
非常に強力な理事会となる。今や誰もが参加を望んでいる。
私を指名したことが関係しているかは分かりません。私を指名したことで、他の誰もが参加したがるようになったのです。
おそらく彼らはこう考えたのでしょう——「あの人は手ごわい相手じゃない」と。「扱いやすいだろう」と。
世界銀行などとの連携のもと、パレスチナ人による新政府の人材募集・育成を担当する。世界中から集まる高度な専門知識を持つ専門家らと協力する。
ハマスやその他のテロ組織は理事会に一切関与せず、ガザの統治にも直接・間接を問わず一切関与しない。
ご存知の通り、数千人のハマス指導者が殺害され兵士も犠牲となった。我々は10月7日の出来事を決して忘れないが、その代償を払ったのは数千人である。今こそ人質を解放し真に偉大で重要なものを築く試みに戻る時だ。
本日の会談でネタニヤフ首相はパレスチナ国家樹立への反対を明確に表明した。★これはハマスへの最終通告でもある。この後にネタニヤフ手法の発言全訳を紹介し、中東各国の共同声明の全訳を紹介し、最後に重要なポイントをお伝えする。
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