… … …(記事全文3,411文字)否定されたリカードの比較優位
~自由貿易を肯定する根拠を全否定して見た。この19世紀のインチキ思想から抜け出よ!~『比較優位』とは、イギリスのデヴィッド・リカードが、自由貿易を擁護するためにつくった理論である。リカードは1772年生まれで、1823年に亡くなった大昔の人物だが、彼の提唱した『比較優位』という概念が今日でも自由貿易の支柱となっている。
『比較優位』とは、簡単に説明すると、各国が自国の得意な産業にだけ注力すれば、生産量も上がるし、両国とも豊かになると言う理論だ。
つまり、自動車作りが得意なA国と、ワイン作りが得意なB国がある場合、A国は決してワインを作らず、自動車製造だけに専念し、自動車を輸出し、ワインを輸入すればいい。そして、B国は自動車産業には手を出さず、ワイン作りだけに特化し、ワインを輸出し自動車は輸入した方が良いと言う理屈だ。この方法では、得意分野に特化することで生産量は確かにあがる。
だからこそ自由貿易は正しいという結論になり、トランプ関税は自由貿易を阻害する悪い政策だと言う意見になる。
しかし、このリカードの比較優位には、致命的な欠陥がある。
★致命的な欠陥とはなにか?
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