… … …(記事全文6,025文字)アースキン・コールドウェル(Erskine Preston Caldwell、1903年12月17日 - 1987年4月11日)は、割と最近までご存命だったアメリカの小説家、短編小説家だ。日本では、あまり知られていないが。『Tobacco Road(タバコ・ロード)』という映画が有名だったぐらいかもしれない。アマプラとNetFlixで探したが、amazonに唯一、DVDがあるだけだった。残念ながら高い…
彼の長編小説『Tobacco Road』と『God's Little Acre』はアメリカで最も売れた小説のひとつだ。でも私は彼の短編小説が好きで、実家には彼の本があったから高校時代に読んでいた。高校に若くてキレイな現代文の女性教師がいたので、コールドウェルの話をしたら、さすがに現代文の教師だけあって反応が良かった。私は調子に乗って、家にあったコールドウェル短編集を、その美人教師にプレゼントした。
『ほんとに、いいの?』
そう言った彼女の笑顔を今も覚えている。
何年か経ち、何がきっかけだったかは忘れたが、またコールドウェルの作品が読みたいと思ったことがあった。もちろん、女性教師にプレゼントしてしまった事は覚えていて、新たに買うしかないと思ったのだが、どの書店にも置いていなかった。未だにamazonでも唯一、6つの短編がだけが収まった英語学習用と思われる英語・日本語表記の本があるだけだ。
なんてことだ…
日本では絶版だったのだ。
あの教師の『ほんとに、いいの?』という言葉の重みが初めて分かった。
あの女は悪女だ。
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高安カミユ(保守系コラムニスト)