「私は米を買ったことがありません」発言で辞任した江藤大臣の後任として小泉進次郎氏が農水相に就任したのは5月21日でした。それから約一か月、テレビのカメラは毎日、進次郎氏を追い続けました。スーパーを視察する進次郎、青々とした棚田をバックに農家の人とにこやかに語り合う進次郎・・・「小泉米」という言葉まで作られました。しかし、この露骨な自民党アゲ報道は多少、効果はあっても結局、むなしく終わりました。
 
　6月22日の東京都議会議員選挙で自民党は過去最低の22議席と大敗しました。〈進次郎フィーバー〉は起こりませんでした。
 
❛進次郎構文❜といわれる彼独特の語り口は面白く、特に女性に人気がありました。自民党執行部は発信力のある進次郎氏を選挙の顔として立てたのですが、彼の賞味期限はわずか一か月でした。進次郎氏、農水相就任からの一か月を振り返ってみます！

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