… … …(記事全文4,034文字)◆ホッキョクグマは増えている
私が20代の頃まで東京の夏は湿気が多いとはいえクーラーなしで過ごせていました。クーラーを買っても使うのはひと夏にせいぜい数回だったと記憶しています。気温が30度を越えるとニュースになりました。それが今では35度、36度も珍しくなくなり、37度もアリです。だから「地球は温暖化している」ことを私もずっと信じていました。しかし冬はけっこう寒いし、雪も降ります。ここ数年、欧米の冬はかなり過酷なものだそうです。これを「地球温暖化」という言葉だけで説明するのはやはり無理があるなあ、と考えるようになりました。
地球の平均気温は産業革命前(1850年頃)に比べて0.8度上昇しているそうです。日本の気温上昇は過去100年で0.7度です(杉山大志著『亡国のエコー今すぐやめよう太陽光パネル』2023年 ワニブックス)。100年で1度も上昇していないのですから、熱中症で亡くなる人が出るほどの高温になるはずがありません。毎年、夏になると猛暑の話題でもちきりになり、地球温暖化がこのまま進むと「北極の氷河が溶けてホッキョクグマが絶滅する」だの「海面が上昇してサンゴ礁の島々が水没する!」だのとテレビが騒ぎたてます。しかし実際はホッキョクグマは保護されて、増えています。サンゴ礁の島々は満潮になると海面が持ち上がり、むしろ速く成長します。つまり多少の温暖化はあるとはいえ、緩やかな変化であり大したことはありません。それなのに嘘八百をテレビで毎日のように堂々と流している、というのが事実です。