… … …(記事全文5,799文字)日本時間の4月8日早朝、アメリカとイラン双方が2週間の停戦で合意したと報じられた。前日、トランプ大統領は、明日1つの文明が滅亡するという、到底正気とは思えない書き込みを自身のソーシャルメディアにしていた。率直なところ、ついに核兵器の使用を念頭に置いたかと思い、暗澹たる気分に陥った。ところが朝になって状況は一変した。
4月8日の一日中、日本では停戦合意の話題で持ちきりだった。それは良いのだが、この合意の当事者にイスラエルがいなかったことを見逃していた。
イスラエルは、レバノンに対しヒズボラの壊滅を図るとして、10分間のうちに100箇所以上の標的を攻撃するという暴挙に出た。ベイルートだけでなく、南部レバノンを占領しようとしているのである。
イスラエル紙のハアレツが、「イスラエルはイラン戦争でしくじった、アメリカでの地位を傷つけた」と自嘲的な記事を載せた同じ頃、ベイルートを一気に破壊した。世界がアメリカとイランの停戦に気を取られてる間に、実質的にレバノンの支配を企てたのである。

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