… … …(記事全文8,259文字)6月15日投開票の尼崎市議選が、意外な結末を見せた。これまで上位で当選していた公明党の候補者たちが後退し、代わって参政党の高野由里子候補がトップ当選を果たしたのだ。おまけに、泡沫と見られていたNHK党の福井完樹候補が4位という上位で当選した。これには誰もが驚いた。
天と地がひっくり返るような選挙結果を目の当たりにした人の中には、「まったく理解できない」と首をひねる人や、「尼崎市民はバカなのか」と毒づく人もいるようだ。だが、実際はそのような単純な話ではない。この結果には非常に多くの要素が複雑に絡み合っており、1つひとつを解きほぐさないと答えは導き出せない。
参政党の高野がトップ当選を果たした理由の1つは、同党の知名度がアップしたからだろう。これまで一部に限られていた同党の支持層が、裾野を広げた結果だったとしか言えない。また高野は、子育て支援や教育環境の改善、食の安全といった、尼崎市民の生活に密着した公約を掲げたことで、中でも子育て中の女性からは好印象を受けたようである。

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