Foomii(フーミー)

吉富有治の魔境探訪 - 政治という摩訶不思議を大阪から眺める

吉富有治(ジャーナリスト)

吉富有治

病魔と戦う前大阪市議の"遺言" 全身全霊をこめて語った自民党への苦言と大阪への"愛"

ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00225/20230607080000109841 //////////////////////////////////////////////////////////////// 吉富有治の魔境探訪 - 政治という摩訶不思議を大阪から眺める https://foomii.com/00225 ////////////////////////////////////////////////////////////////  4月の統一地方選で惨敗した自民党大阪府連。大阪府議選と大阪市議選の両選挙で同党大阪府連は議席を大幅に減らした。大阪維新の会が実質的なデビューを果たした2011年4月の統一地方選以降、府連には負け癖が付いてしまったかのようである。  そこで自民党本部は急きょ、府連の立て直しに力を入れる構えを見せた。先月11日には党本部で、府連立て直しのための新組織「大阪自民党刷新本部」の初会合を開催。茂木敏充幹事長が本部長に就任した。 茂木は同24日に来阪し、大阪市内で府連の役員や次期衆院選の候補者らと面談。「大阪の大変厳しい状況が一気に加速している」とし、早期の立て直しは難しくても「ステップを踏みながら改革を進めていきたい」と述べた。  今回の統一地方選で大阪維新はさらに党勢を伸ばした。松井一郎前大阪市長が政界を去っても、大阪府知事選と大阪市長選では2位以下をそれぞれトリプルスコア、ダブルスコアの大差で引き離した。大阪市議会では単独過半数を獲得し、堺市長選でも永藤英機市長が2期目の再選を果たした。もはや大阪は「維新王国」と呼んで差し支えないほど大阪維新の天下になっている。  大阪維新の強さが際立っている一方で、自民党でも大阪の弱さが目立つ。そこで同党府連を立て直すために党本部がテコ入れするのだが、果たして上手く機能するのか。大阪の自民党は復活するのだろうか。  この疑問に答えてくれた政治家がいた。この4月まで「自由民主党・市民とつながる・くらしが第一大阪市会議員団」の幹事長を務めていた太田晶也前市議(51)である。  太田は末期ガンを患い、現在は入院して病魔と戦っている。太田が今回の統一地方選に出馬せず、実弟の太田勝己(50 今年4月の統一地方選で初当選)に大阪市福島区の選挙区を譲ったのは、そのような個人的事情があった。 私は今年3月から太田へのインタビューを何度も重ねている。会うたびに痩せていく太田を見るたびに私の胸は辛くなるが、彼の長い政治体験を記録として残さねばと思い、自分の気持ちに鞭打って太田と対面してきた。いわば彼の"遺言"を残そうという気持ちだった。  太田が大阪市議に初当選したのは2011年4月の統一地方選だが、彼の政治経験はそれ以前から続いている。父親の故・太田勝義が自民党の大阪市議だったこともあり、太田は20代のころから大阪府連でボランティアとして働いていた。服飾関係の専門学校の教師をしながら多くの国会議員や地方議員と接してきた経験を持つ。その中には若き松井一郎大阪府議(当時)もいた。  今回のメルマガは、自民党本部が同党大阪府連を立て直すことについて太田から取材した内容で構成されている。それ以外にインタビューで太田から聞いた話、たとえば大阪維新が誕生した経緯や背景などについては今後、連載か随時掲載といった形で世に出したいと考えている。 まず、今回は自民党本部が大阪府連を"直轄"するという件について太田のインタビューをまとめてみた。太田本人は茂木幹事長が5月24日に来阪する前の同21日、病気の身体を押して府連の会合に参加したという。この記事ではそのときの話が中心となる。以下、太田の話である。 https://foimg.com/00225/wSrxU9   (今年4月末に太田の自宅で撮影)
… … …(記事全文7,977文字)
  • バックナンバーを購入すると全文読むことができます。

    購入済みの読者はこちらからログインすると全文表示されます。

    ログインする
  • 価格:330円(税込)

    ひと月まとめて購入するとさらにお得です。

    価格:660円(税込)

    2023年6月分をまとめて購入する

今月発行済みのマガジン

ここ半年のバックナンバー

2026年のバックナンバー

2025年のバックナンバー

2024年のバックナンバー

2023年のバックナンバー

2022年のバックナンバー

2021年のバックナンバー

このマガジンを読んでいる人はこんな本をチェックしています

月途中からのご利用について

月途中からサービス利用を開始された場合も、その月に配信されたウェブマガジンのすべての記事を読むことができます。2026年4月19日に利用を開始した場合、2026年4月1日~19日に配信されたウェブマガジンが届きます。

利用開始月(今月/来月)について

利用開始月を選択することができます。「今月」を選択した場合、月の途中でもすぐに利用を開始することができます。「来月」を選択した場合、2026年5月1日から利用を開始することができます。

お支払方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、d払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払いをご利用いただけます。

クレジットカードでの購読の場合、次のカードブランドが利用できます。

VISA Master JCB AMEX

キャリア決済での購読の場合、次のサービスが利用できます。

docomo au softbank

銀行振込での購読の場合、振込先(弊社口座)は以下の銀行になります。

ゆうちょ銀行 楽天銀行

解約について

クレジットカード決済によるご利用の場合、解約申請をされるまで、継続してサービスをご利用いただくことができます。ご利用は月単位となり、解約申請をした月の末日にて解約となります。解約申請は、マイページからお申し込みください。

銀行振込、コンビニ決済等の前払いによるご利用の場合、お申し込みいただいた利用期間の最終日をもって解約となります。利用期間を延長することにより、継続してサービスを利用することができます。

購読する