… … …(記事全文3,322文字)●東京電力が1000億円を新潟県に拠出
東京電力は、2025 年 10 月 16 日、新潟県内の「地域経済の活性化」や「安全・安心な暮らしのための基盤整備」を 推進するため、新潟県への総額1,000億円規模の資金拠出を表明した。その後、2026年6月26日、新潟県と東京電力は、東京電力から新潟県への資金拠出に関する確認書を締結した。
この拠出金は、2026年度から毎年、70億円~115億円が寄付され、約10年間で総額1000億円に達するとされている。東京電力は、地域経済の活性化、暮らしの基盤整備と謳ってはいるものの、使途や配分は問わず、新潟県の判断に任せるとしている。
●私たちの生命と安全が買い叩かれた
PAZに居住する私にとって、「迷惑料」としては安すぎる。そして、私たちの生命と安全がわずか1000億円という「はした金」で買い叩かれたようで、良い気分になれないどころか、憤りを覚える。「結局は金目でしょ」。いつかの環境大臣の言葉を思い出す。
●借金まみれの東電にそんな余裕はあるのか
そして、東京電力に10年で1000億円を拠出する余裕などあるのか。そんな強い疑問が湧いてくる。東京電力は、福島第一原発事故の損害賠償や廃炉等で国から既に約12兆円規模の借金をしており、今後倍増する見込みだ。正確に言えば、「原子力損害賠償・廃炉等支援機構(原賠機構)」を通じて、必要な資金を交付金として提供を受けている。この借金は、毎年度1000億円を目標に、特別負担金として、原賠機構を通じて国に返済することになっている。
