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「週刊文春」が昨年の年末に発売された新年特大号を皮切りに連続8回にもわたり、吉本の芸人でお笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志氏のスキャンダルを暴いている。
幸いというべきか、私は過去にこの雑誌で連載していたこともあり、毎号送られてくるのでそれらすべてに目を通すことができた。
ではなぜ今松本氏なのか、という問題は別の機会に論ずるとして、松本氏の行いの何が最も問題なのかを考えることにしたい。
記事を受けて早くも1月8日、松本氏は「名誉棄損による訴訟提起を予定している」とし、その4時間後には「裁判に注力するため、芸能活動を中止する」と発表した。
1月22日に松本氏が文藝春秋と「週刊文春」編集長に5億5000万円の損害賠償などを求めて提訴したと吉本が発表。
代理人の弁護士によれば、「記事に記載されているような性的行為やそれらを強要した事実はなく、およそ『性加害』に該当するような事実はないと主張し、立証していきたい」とのこと。
ここで記事にされているというのは、最初に記事となった特大号での内容で2015年の性的行為強要疑惑のことだ。
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