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皆さま、あけましておめでとうございます、と言いたいところですが、
元旦の能登半島の地震、翌二日の羽田空港での航空機事故と、いったい今年はどうなってしまうのかと不安がいっぱいの年明けとなりました。
亡くなった方のご冥福を祈るとともに、被災し、避難されている方、事故に遭われた方が一刻も早く日常に戻られることを願っています。
こんなときに私はどう振る舞うべきかと悩みましたが、私にできることと言えばいつも通りに行動すること。
そう思い、メルマガを書きました。
内容もできるだけいつも通りか、おめでたい話を心掛けました。
年末にいろいろと調べものをしていて一番気になったのは、今現在、世界一子沢山の女性である。
「ママ ウガンダ」と言われる、ウガンダ共和国のマリエム・ナバタンジさん、41歳だ。
彼女はイスラム教徒だが、12歳のとき、持参金目当ての親によってキリスト教徒の夫の5番目の妻とさせられた。
なぜキリスト教徒の男が複数の妻を持てるのかはわからない。
そして13歳のときに初の出産を経験したあと合計で15回出産し、44人の子を得た。
この44人というのが現在の世界記録ということになる。
もちろん一回の出産で1人ずつではこの値に到達するはずもなく、一回の出産で1人産んだのは一回のみ。
あとは双子が4回、三つ子が5回、四つ子が5回である。
このように一回に多くの子を出産することの原因は、一卵性でない限り、一回の排卵で多くの卵子が放出されることによる。
本来なら、より早く、より多くの子を産むための戦略ではないかと私などは考えるが、医学的には排卵過剰という診断名がつけられる。
マリエムさんは18歳で18人の子を産んだ時点でもう妊娠はしたくないと考えたが、出産を続けないと卵巣に腫瘍ができる可能性が高いと医師は説明し、産み続けることになったという。
この説明の真偽のほどはわからない。
夫にはDV癖があるうえ、マリエムさんが37歳のとき家財道具を持って失踪してしまった。
そこで彼女は、夭逝した6人を除く38人の子を育てるために廃品回収、自家製のジンの製造、様々な植物を調合して薬をつくり販売するなどの仕事を掛け持ちし、生計を立てているのである。
インタビューに答え彼女は、教育を受けたかったこと、若くして結婚したくなかったこと、好きな人と結婚したかったことを述べており、子どもたちを同じ境遇にしない努力をしている。
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