… … …(記事全文1,906文字)今回の衆院選で、自民党は定数の3分の2を超える316議席を獲得しました。
従来の最多記録300議席を超え、民主党政権が誕生した2009年の308議席も上回る、まさに歴史的大勝です。この大勝の要因は何か。さまざまな分析は可能でしょうが、一言で言えば、国民が「高市早苗」という政治家を本気で望んだ、これに尽きるのではないかと思います。
かつて小泉政権が「構造改革」を掲げたときも、一気に政策は進みました。今振り返れば多くの問題を残しましたが、当時は国民がそれを望んだ。民主党政権の「コンクリートから人へ」も同様です。私たちは強く批判しましたが、それでも進んだ。
なぜか。
国民が支持したからです。
その背景にはマスメディアの強い後押しがありました。メディアが主導し、政治家がそれに乗り、国民も踊らされる。私はこれを悪しきポピュリズムだと批判してきました。
しかし今回は逆です。マスメディアは「高市はダメだ」と言い続けた。それでも国民は「積極財政が必要だ」「メディアに媚びる政治はおかしい」と判断した。今回はマスメディア主導ではありません。下から起こった流れです。
もちろん世界的背景もあります。グローバリズムと新自由主義が進み、各国の国民が苛立ちを募らせた。トランプ現象、ブレグジット、AfDやルペンの台頭。西側諸国に広がるこの潮流は日本にも及んでいます。ただし、そうした世界の潮流を情報として認識している日本人はほとんどいないでしょう。
ただ単に、世界中で同時多発的に同じような現象が起こった、というだけにすぎません。
では、日本においては一体何が起点だったのか。
一つは1990年代から続く…

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