… … …(記事全文2,645文字)「日米安保体制」の崩壊は近い ~「トランプ・ゼレンスキー会談決裂」が示唆する日本の近未来~
前回日記を配信してから随分と日があいてしまいましたが,ようやく,食事もお酒も(笑),完全に通常通りに頂けるようになりました.また,自宅で伏せっていた折りに貯まっていた仕事もようやく概ね片付き,久々に日記配信いたしていと思います.
ここ数日でも,国内外で目まぐるしくいろいろな重要な事が置きました.
国内では維新が「高校無償化」と引き換えに与党の予算に全面賛成.これで維新は,石破政権が行う全ての行政を「是認」したことになりますので,筋からいって野党としての存在意義を完全に失う事になりました.
実際,「ガソリン税の暫定税率廃止」という,(紀尾井町戦略研究所調査によれば)国民が今一番望んでいる政策について,「予算案に賛成しているから」というだけの理由で,反対してしまい,せっかく国民民主・立憲民主ががんばって実現しようとしていた流れを早速全てぶっ潰してしまっています.
これから石破政権が批判される度に,その矛先は全て石破のみならず前原・吉村維新に向かう事になったわけです.
ただし,当方が今週一番驚いたのが,欧州の動き.
過日日記でお話ししたトランプゼレンスキーの喧嘩別れの直後にアメリカは,ウクライナの支援を全面的に停止することを発表します.
そしてその一方を受けた欧州は,「アメリカ抜きの安全保障体制」の議論を速効で開始!アメリカが欧州から撤退した後のことを考えよう,と述べつつ,「フランスの核兵器」を軸とした集団安全保障体制についてフランスのマクロン大統領が言及したのです.
ただしその後,ゼレンスキーは(フランスとイギリスの説得を受けたのでしょう),アメリカのトランプの予感を送り,停戦交渉の再開を懇願します.トランプはこの事実上の「謝罪文」を高く評価し,そのゼレンスキー提案を受け入れ,和平交渉の再開を示唆します.
要するにアメリカは欧州から手を引くと言った途端,欧州はアメリカ抜きの集団安保体制の議論を始めると同時に,ゼレンスキーからトランプに対する「詫び」が入り,再び和平交渉が開始されることとなったのです.
こうした展開になったのはやはり…
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