… … …(記事全文3,279文字)石破首相が来週金曜日の2月7日に,訪米の上,トランプ米大統領と会談することとなりました.
安倍昭恵夫人とトランプ大統領が面談されたことが契機となり,石破・トランプ対談が機会が大統領就任前の1月中旬の段階で模索されたことがありました.
下記NHKの報道の通り,「トランプ側から打診」があったのですが,見送りとなりました.
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241219/k10014672661000.html
せっかくのトランプからの申し出だったのですが石破氏側から,もう少し準備してから会いたい,というという理由,すなわち要するに「時期尚早」という理由でその機会は見送りとなりました.
なんとも恐るべき話ですが,その理由については,日本テレビの元政治部次長の青山和弘氏が,当方と同じTV番組(正義のミカタ)に出演した折り,「安倍さんと同じことをするのは避けたかったからではないか」と発言されていたように,さして明確な理由があったとは言えないようです.
そもそも,トランプ大統領に「媚びる」という理由とは別次元で,日米首脳会談は一日も早く実現することが必要でした.
なぜなら,トランプ大統領の「対日政策」についてはもちろんの事,「対中政策」や「対朝政策」「対露政策」は,日本の国益に大きく左右します.
しかしそれにも関わらず,トランプ大統領は,1月20日の政権樹立以降,凄まじい速度で様々な政策方針が決定し続けています.
したがって,日米の首脳会談が送れれば遅れる程,そんな日本の国益に大きく関わる諸政策が,「日本の事情」を十分に反映しないまま,アメリカの極東についての,あるいは,日本についての不正確かつ不十分な認識に基づいて決定されてしまうリスクが高まります.
だから,アメリカに媚びるとか媚びないとかという話とは別次元で,いち早く日米会談を行い,日本の事情,極東の状況をより正確,かつより豊富にトランプ政権側に伝え,日本の国益に関わるアメリカの諸政策が,日本の国益に僅かなりとも貢献する方向に,あるいは,日本の国益を毀損しない方向に,僅かなりとも修正することを試みることが,日本のリーダーたる総理として極めて重要な振る舞いとなるのです.
それにも関わらず石破茂は,早期のトランプとの会談を「蹴った」わけです.
全くもって理解しがたい話ですが,それが石破茂という政治家の実態なのです.
…とはいいながら,ようやくこの度,2月7日に対談することが決定したわけです.ついては当方としては…
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