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藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~

藤井聡(京都大学教授・表現者クライテリオン編集長)

藤井聡

これから「医療崩壊」が起こるか否かは「国民の自粛」でなく「政府の財政政策」に依存している ~重症者数シミュレーションからの示唆~

ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00178/2021073112294583088 //////////////////////////////////////////////////////////////// 藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~ https://foomii.com/00178 //////////////////////////////////////////////////////////////// 今、急速に東京都で新新形コロナの規感染者数が拡大してきています。 https://foimg.com/00178/ceOane このグラフは東京都の新規陽性者数と重症者数の推移を示しています(東京都のHPで公表されているデータを用いています。7日間移動平均を取っています)。 ご覧の様に、新規陽性者数がいま、急激に増加しており、瞬く間に過去最高を記録、今や(7日間平均が)3000人近くにまで到達しています。 一方で、「重症者数」については今のところ80人程度であり、必ずしも、俄に医療崩壊にいたるとは言い難い状況にあります。 ただし、今後、これだけ新規感染者数が増えてきているので、重症者がこれから増えていく可能性も十分考えられます。そして、重症化する確率がこれまでと同程度であれば、ほぼ間違い無く、「医療崩壊」状態となることが予期されます。 では、どうなるのか、予想に予想してみましょう。 まず、上記データをよく見ると、「新規感染者数」のグラフと「重症者数」のグラフが「そっくり」の形(いわば相似形)となっていることにお気づき頂けると思います。 そして、新規感染者が増えると、少し遅れて重症者が増え、逆に新規感染者が減り始めると、少し遅れて重症者も減っていきます。 これは考えてみれば当たり前で、PCR要請になって入院したりしている内に症状が悪化し、重症化していくので、重症化数の推移は、新規感染者数の推移を「後追い」する様になっていくのです。 では、どれくらい「ずれている」のかを明らかにするために、それぞれのデータの「ピーク」に着目しましょう。そうすると、次の様になっていることが分かります。
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