Foomii(フーミー)

藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~

藤井聡(京都大学教授・表現者クライテリオン編集長)

藤井聡

「緊急事態宣言・延長」が如何に不条理なのかを、解説します。

ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00178/2021050813591979841
////////////////////////////////////////////////////////////////

藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~

https://foomii.com/00178

////////////////////////////////////////////////////////////////

緊急事態宣言の延長が、正式に政治決定されました。

もうそうなるだろうとは予期していましたが、改めてその決定を耳にすると、心の底から残念な思いをしています。

今国民の多くは、「正にいま医療崩壊が進行しつつある。感染者も高止まり状況だ。緊急事態宣言は解除して貰いたいが、こうなれば延長は致し方無いだろう」と考えています(TV局でニュース解説等しておりますと、街頭インタビューで実に多くの人々がそう話しています)。

そんな中、当方は、実証的、論理的、合理的な根拠を示しながら「延長はすべきでない」というメッセージをネットやSNSで配信しているのですが、案の定「コロナを楽観するような藤井はダメな奴だ!」「藤井は他のテーマについては納得できるが、コロナについては滅茶苦茶だ!」と、道徳的にも知性的にも藤井はダメな奴だという、激しい批難が差し向けられていました。

これはもう、まさに、不条理なポリコレ、全体主義の暴走現象。連日のTVコロナ報道に翻弄された多くの国民が思考停止に陥り、常識でものを考える事をやめてしまったことで、コロナ対策についてまともな判断が出来なくなってしまったのです。

ついては改めて、本メルマガ読者に向けて、「今回の緊急事態宣言」が如何に不条理であるのかを、簡潔に解説して参りたいと思います。

(1)東京の医療崩壊のリスクは小さく、緊急事態宣言は直ちに求められる状況でない。
今回の緊急事態宣言の継続を求める人々が一番気にしているのが、「医療崩壊」の危機の回避です。実際、大阪では重症者が増え、病院で対応仕切れなくなっており、それがコロナ被害を拡大してしまっています。

しかし、東京は状況が全然異なります。重症者病棟の使用率は3割程度に留まっています。今後さらに増えていく見通しではありますが、今後、緊急事態宣言をしなければ10割を超えてしまうのだという説明は一切さされていません。

実際、今、東京は既に新規感染者数の増加が止まり、減少しつつある可能性も指摘される状況になっており、医療崩壊が危惧されているわけではないのです。

今の東京で緊急事態を発出する意義そのものが明確には見当たらないのです。

…
…
…(記事全文6,160文字)
  • バックナンバーを購入すると全文読むことができます。

    購入済みの読者はこちらからログインすると全文表示されます。

    ログインする
  • ひと月分まとめての販売となります。1記事のみの販売は行っていません。

    価格:880円(税込)

    2021年5月分をまとめて購入する

今月発行済みのマガジン

ここ半年のバックナンバー

2021年のバックナンバー

2020年のバックナンバー

2019年のバックナンバー

このマガジンを読んでいる人はこんな本をチェックしています

月途中からのご利用について

月途中からサービス利用を開始された場合も、その月に配信されたウェブマガジンのすべての記事を読むことができます。2021年10月19日に利用を開始した場合、2021年10月1日~19日に配信されたウェブマガジンが届きます。

利用開始月(今月/来月)について

利用開始月を選択することができます。「今月」を選択した場合、月の途中でもすぐに利用を開始することができます。「来月」を選択した場合、2021年11月1日から利用を開始することができます。

お支払方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、ドコモケータイ払い、auかんたん決済をご利用いただけます。

クレジットカードでの購読の場合、次のカードブランドが利用できます。

VISAMasterJCBAMEX

銀行振込での購読の場合、振込先(弊社口座)は以下の銀行になります。

ゆうちょ銀行 楽天銀行

解約について

クレジットカード決済によるご利用の場合、解約申請をされるまで、継続してサービスをご利用いただくことができます。ご利用は月単位となり、解約申請をした月の末日にて解約となります。解約申請は、マイページからお申し込みください。

銀行振込、コンビニ決済等の前払いによるご利用の場合、お申し込みいただいた利用期間の最終日をもって解約となります。利用期間を延長することにより、継続してサービスを利用することができます。

購読する