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【号外】【無料】山下洋輔とピート・タウンゼントに大人の火遊びを学ぶ
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ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00171/2020070918000066924 ///////////////////////////////////////////////////// ☆適菜収のメールマガジン☆ 【号外】 2020年7月9日配信  /////////////////////////////////////////////////////  このメルマガは「適菜収のメールマガジン」の【号外】です。  【号外】は無料です。本メルマガに登録いただけるとありがたいです。 ■音楽対談について━━━━━━━━━━━━━━  無料の【号外】では、いろいろ告知等をしていく予定ですが、以前、ミュージシャンの山田大介氏と行った対談をしばらく載せてみることにしました。もう10年前の対談ですが。  そうすることになった経緯についてはこちらを。→ https://bit.ly/2ZfEwGg ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■■適菜収のバンド入門■■■■  山下洋輔とピート・タウンゼントに大人の火遊びを学ぶ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 適菜 日本のフリージャズの大御所ということになると、山下洋輔になるのかな。 山田 山下さんについて語ると、音楽業界で飯が食えなくなるらしいよ。でも、実際に会ってお酒を飲んでみたい人ですね。 適菜 タモリを発見しただけでも功績はすごい。紫綬褒章をもらってますから。 山田 タモリを発見したからもらったわけではないけどね。 適菜 早稲田大学のバリケードの中でピアノを弾いたりするでしょう。あれ、くだらないよねえ。 山田 あれは、田原総一朗がつくった番組。 適菜 電波芸者に乗せられちゃった。隙があるんだよ。 山田 ああいうイメージがあるのは不幸なことだね。好意的に解釈した本はたくさん出ているけど。 適菜 それと、ピアノに火をつけたり。 山田 それで海岸で演奏するわけでしょう。 適菜 火をつければ、それでいいのかと。 山田 ゾロアスター教なんですかね。拝火教的な。 適菜 それなら、最初から楽器に火をつければいい。一音も出していないうちから。 山田 それは今までやった人はいないな。 適菜 ピート・タウンゼントがギターを壊すときは、事前に用意しておいた安物のギターを壊すらしい。 山田 それはそうだよね。オールドのギブソンとか大変な値段になっているし。 適菜 山下洋輔のスタイルについて、よくセシル・テイラーが語られる。あの人はどうですか? 山田 セシル・テイラーは初期はジャズ・スタンダードをやっていた。来日したときには歌も唄っている。それを山下さんが見に行って「意外と音が小さかった」と感想を書いている。でも、負けた気がしたらしいよ。 適菜 セシル・テイラーは今になって聴くと、いいピアニストですね。 山田 セシル・テイラーについては、語るべきことが山ほどあるな。セシル・テイラーの曲は、口ずさむことは不可能だけど、曲の印象は強く残る。そういう音楽がこの世にある。フリージャズがオレに教えてくれたことはそこなんだよ。 適菜 デレク・ベイリーがエヴァン・パーカーやデイヴ・ホランドとつくった「スポンティニアス・ミュージック・アンサンブル」は、私がバンド活動をはじめる上で大変参考になりました。強い印象だけ残す曲があってもいいと。 山田 あの人たちは、一周したんだろうね。若い頃にフリージャズで突き進んでいって、それが意外に凡庸なものであることに気づいた。それでまた、そのアンチとして新しい音楽をつくっていった。そうなると、フリージャズの範疇には収まらないのかもしれない。 適菜 彼らは「抽象的な自由など存在しない」ということに気づいていた。ゲーテがいいことを言っている。「政治革命においては、人々は最初のうちはさまざまな不法を正すことだけを要求するが、あっという間に流血の惨事に突っ込んでしまう。同様に、文学の顚覆をはかっているフランス人たちも、最初は形式の自由だけを求めていたが、今や、形式とともに今までの内容も非難している」 山田 要するに、破壊が大事なのではなくて、誰が何を破壊するかが大事。 適菜 日本のフリージャズの多くは、そこで失敗したんだと思います。 ■メルマガ購読者の声━━━━━━━━━━ (青木郁弥)  山田氏との対談、やっぱりキレがあって面白いです。動画を貼って頂いたパーラメント、対談の中で出てきたアート・リンゼイがすごく良かったです。 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- (エッカーマン)  適菜さんの『バカを治す』を読んで、スリッパで頭を叩かれたような衝撃を受け、そして大ファンになりました。これからもメルマガでいろいろと学ばさせていただきたいです。宜しくお願いします。 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- (東丈)   やはり適菜さんの文章は波長が合うのか面白い。  これからも期待しています。 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- (ぎゃー)  私もテレビの笑い声には違和感があったので、なるほどと思うと同時に、全体主義につながるという視点は勉強になりました。これからも楽しみにしています。  今回も号外楽しく読ませていただきました。ミック・ジャガーがジョギングしていたとは知りませんでした。ステージでの運動量を考えたら納得です。ヨタ話とおっしゃいますが私には含蓄に富んだ内容でした。ストーンズ好きなので余計です。ライブ映像を見ていると、肝心な所で演奏がめちゃくちゃになるところが笑えます。 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- (P外科医)  メルマガを楽しみに購読させて頂いています。  『キリスト教は邪教です!』を拝読して以来、先生の著書はほぼ読破致しました。  先生の影響で、ニーチェ、ゲーテの主要な著書を繰り返し読み、三島由紀夫、小林秀雄、ハンナ・アレント、オルテガらの著書にも挑戦予定です。また、箸の使い方、読書の仕方、世の中の見方に関しても、先生の著書を通じて多大な影響を受けました。ありがとうございます。  メルマガ登録をさせていただきました。これから、楽しみにしております。 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- (rainbowman)  メルマガ大変面白かったです。  世の中、スポーツ馬鹿が多くて、嫌になります。  オリンピックを否定したり、野球を否定したりしたら、ものすごい勢いで反論されます。  また、そういう奴は、すぐに「感動した!」とスポーツを見て感動してるみたいです。  久しぶりに、ギター弾きたくなりました。  これからも楽しみにしてます! -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-  (G)  今回の号外かなり笑いました。一億総ギタリストですか。なんか楽しそうで賛成です。  私は、学生の頃にギターを始めてもう20年、今も家で弾いていますが、練習が嫌いだからほとんど指が動かないし、理論もわかりません。それでも弾けない人からは「楽器ができる人は尊敬する」とか無駄に褒められたりします。  やはりこれからの日本はこんなことではいけないと思います。  メジャーセブンスの響きが苦手だったのですが、適菜さんのおすすめユーチューブをきっかけに少しずつそっち方面への興味が出てきました。オリジナルラブのベスト盤を中古で買って聴いています。 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- (円太)  適菜さんの本はまだ4冊しか読んでいませんが、メルマガが始まると知り、勢いで登録しました。自分にとっては初めてのメルマガです。腑に落ちる話や学べるところが多く、本当に良かったと思っています。  今回の旅のテーマソングという話もすごくよくわかります。自分も10年ほど前にスペインの東側を縦断しましたが、その時のテーマアルバムはLoveのForever Changesでした。幹線道路で見かける廃墟のある乾いた景色と、あのアルバムの音とタイトルが自分の中で一致したんだと思います。 ■維新の会を警戒する人たちへのお願い━━━━  安倍晋三の利用価値に見切りをつけた悪党たちが、今度は維新の会を担ぎ上げようとしています。  新型コロナによる社会不安に便乗するやり方です。  スポーツ新聞の類も、最近立ち上がった怪し気なメディアも吉本の芸人もそろって維新礼讃をはじめた。  私も急いで橋下関連の記事を書いてますが、取り返しがつかないことになる前になんとかするしかありません。 ハーバー・ビジネス・オンライン https://hbol.jp/217853 日刊ゲンダイ https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/272656 2015年の「都構想」をめぐる住民投票。その直前の維新の会のタウンミーティングに潜入取材したときのルポ https://web.archive.org/web/20151127034207/http://www.dailyshincho.jp:80/article/2015/04230900/?all=1  私も正直、あの手の連中の相手をするのはうんざりなのですが、もう少しの間、手弁当覚悟でやるしかないのかもしれません。  それで、維新の会を警戒する人たち、安倍もおかしいけど、維新の会もおかしいと考える人たちへお願いがあります。  私の言論活動を維持するために、このメールマガジンを購読していただけないでしょうか。  構成は今のところ、冒頭のエッセイ、連載は「三島が予言していた日本の終焉」「小林秀雄」「今週のYoutube3本」「適菜収の徒然草」「源氏ハイライト」。 それに質疑応答コーナーと編集後記です。 通常版 https://foomii.com/00171 支援版 https://foomii.com/00172  なお、通常版と支援版の内容は同じです。  よろしくお願いします。 ■編集後記━━━━━━━ 適菜収のメールマガジン。 順調に進んでおります。 構成は今のところ、冒頭のエッセイ、連載は「三島が予言していた日本の終焉」「小林秀雄」「今週のYoutube3本」「適菜収の徒然草」「源氏ハイライト」。 それに質疑応答コーナーと編集後記です。   この機会にぜひ登録を。 https://foomii.com/00171  ※※※  新刊『国賊論 安倍晋三と仲間たち』発売中 Amazon https://amzn.to/348DNXb ebooks https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/586835/A002366626/?fbclid=IwAR2vu2Bk582A1UPn95z0KUzL5mnyZ0A5GyB9XFT_cN2iKHZgputrN0qk09M    わが国を代表する国賊売国奴についての分析をまとめた本です。 //////////////////////////////////////////////////////////////// 本ウェブマガジンに対するご意見、ご感想は、このメール宛に返信をお願いいたします。 //////////////////////////////////////////////////////////////// ■ ウェブマガジンの購読や課金に関するお問い合わせはこちら   info@foomii.com ■ 配信停止はこちらから:https://foomii.com/mypage/ //////////////////////////////////////////////////////////////// 著者:適菜収(作家) ウェブサイト :http://tekina.starfree.jp/ Twitter : https://twitter.com/tekina_osamu Facebook : https://www.facebook.com/profile.php?id=100004585838188 ////////////////////////////////////////////////////////////////

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