━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「植草一秀の『知られざる真実』」 2012/08/01 『戦後史の正体』を知り『日本の独立』を実現する 第303号 ──────────────────────────────────── 「国民の生活が第一」が東京永田町に党本部を開設し、事務所開きを行った。 小沢一郎代表はあいさつし、 「(衆院解散)総選挙は近い。参院は来年夏には(選挙が)いやでも来る。勝 ち抜いて、本当に国民のための政権を樹立すべく頑張ろう」 と呼び掛けた。 会に出席した新党きづなの三輪信昭副代表は、 「近いうちに皆さんと合流させてもらう。ぜひとも温かく迎えてほしい」 と述べた。 大半のマスメディアは、「国民の生活が第一」に対して、悪意を込めた報道を 展開する。 その理由は、日本の政治構造が根幹を刷新されることを阻止するためである。 この点を踏まえれば、 「メディアに攻撃される対象こそが、国民の味方である」 との命題を提示することができる。 テレビ放送のニュース報道、政治番組を見れば、小沢一郎氏や鳩山由紀夫氏が 常に激しい攻撃の対象とされていることは一目瞭然である。 その理由は、小沢氏や鳩山氏の主張が、既存の権力機構にとって邪魔なもの、 邪悪なものであるからだ。 既存の権力機構とは、言うまでもなく、米国、官僚、大資本である。 日本の政治構造は、戦後の67年の間に、米国・官僚・大資本に都合のよい形 に作られてきた。 この基本構造を破壊しかねない人物を、これらの勢力は容赦しない。 オランダの政治学者カレル・ヴァン・ウォルフレン氏が『誰が小沢一郎を殺す のか?』で提示した、Character Assassination=人物破壊工作は、メディアに よる小沢一郎氏、鳩山由紀夫氏に対する激しい攻撃の背景を見事に解き明かす ものである。… … …(記事全文5,456文字)
メルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」
植草一秀(政治経済学者)