━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「植草一秀の『知られざる真実』」 2012/06/20 民主党衆院議員260名への意見書&公開質問状 第262号 ──────────────────────────────────── 昨日6月19日に、民主党衆議院議員290名に発送した公開質問状と、意見 書を以下に掲載する。 本公開質問状は、本日6月20日に到着の予定である。 日本の民主主義を守るため、民主党国会議員に対して、「シロアリ退治なき消 費増税」法案に反対することを求める文書でもある。 民主党内の調整では、前原誠司氏が政調会長一任を求めて論議を一方的に打ち 切った。前原氏は政調会長一任を求めたが、会議参加者は一任を了承していな い。 いずれにしても、現在の民主党が「非民主」党になっていることは間違いない。 まずは、公開質問状全文を以下に掲載する。 民主党衆議院議員各位 拝啓 梅雨の候益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。 このたびの消費増税法案の衆議院採決にあたり公開質問をさせていただきます。 ネット上の政治運動「主権者国民連合」は、2009年8月総選挙に際して 「シロアリ退治なき消費増税阻止」を公約として掲げた民主党に、この公約の 遵守を求めています。「シロアリ退治なき消費増税阻止」の公約とは、野田佳 彦氏が2009年8月15日の大阪街頭演説などで、「シロアリを退治して、 天下り法人をなくして、天下りをなくす。そこから始めなければ、消費税を引 き上げる話はおかしいんです。」などと明言し、天下り法人や天下り、わたり を根絶せずに消費税を上げることはおかしいことを訴え、4年間は消費税を上 げないことを主権者国民に確約したものです。 野田政権が現在推進している消費増税は、野田氏が阻止すると約束した「シロ アリ退治なき消費増税」そのものであり、これを民主党が推進することは主権 者国民に対する背信行為であり、民主主義を冒涜するものであります。 この点を踏まえて、「主権者国民運動」は次期総選挙で、消費増税法案に賛成 した民主党議員に対して、全力をあげて「落選運動」を展開する計画を進めて… … …(記事全文4,110文字)
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植草一秀(政治経済学者)