━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「植草一秀の『知られざる真実』」 2012/04/27 小沢元代表無罪判決後政局三つのシナリオ 第211号 ──────────────────────────────────── 小沢一郎民主党元代表に無罪判決は当然の結論であるが、判決の内容はすっ きりしたものではない。無罪判決を示さざるを得ないため、無罪は示したが、 メディアが小沢氏を攻撃できるような材料が散りばめられた。 そもそも、一連の刑事事案が巨大な謀略である。 一連の刑事事案のなかに、収賄や裏金受領などの、いわゆる「実質的犯罪」 の存在が立証されたのなら、刑事責任を厳しく追及するべきだろう。 検察は違法な見込み捜査を繰り返して実質的犯罪を発掘しようとした。 しかし、検察は実質的犯罪を立証することができなかった。 それを東京地裁の登石郁郎判事だけが、裏金疑惑を事実認定した。 小沢氏サイドが水谷建設から裏金を受領していないことは明らかであり、こ れを事実に反して事実認定した登石判事の判断が糾弾されるべきである。 水谷建設関係者の証言の信ぴょう性が低いことは明らかである。客観的証拠 も存在しない。 そもそも、検察自身が裏金受領について立証を断念しているのである。立証 可能な事案であるなら、検察が立件しているはずだ。 検察が立件を断念した事案で、水谷建設元社長の証言も極めて信ぴょう性が 低い。これを事実だと認定した登石判決そのものが糾弾されるべき対象である。 石川氏が水谷建設からの裏金を受領していないことは明らかである。この点 を踏まえると、一連の刑事事案は、全体として巨大な政治的謀略でしかないこ とは明らかである。… … …(記事全文5,950文字)

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