━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「植草一秀の『知られざる真実』」 2011/10/30 米国のためのTPP交渉参加表明を暴露した毎日スクープ 第30号 ──────────────────────────────────── 私たちは、いま、日本の政治制度がどのように規定されているのかを再確認 する必要がある。 日本の政治制度を定めている基本文書は日本国憲法である。 日本国憲法前文は次の一文によって始まっている。 「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われら とわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつ て自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起るこ とのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、 この憲法を確定する。」 これに以下の表現が続く。 「そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものてあつて、その権威は国民に 由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享 受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くもので ある。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。」 これが日本国憲法の基本である。 内閣総理大臣の決断、内閣総理大臣のリーダーシップなどの言葉が用いられ る。 とりわけ、11月12~13日のAPECハワイ首脳会議に向けて、TPP (環太平洋戦略的経済連携協定)交渉に日本が参加するかどうかを日本が決断 しなければならないとされている。 首相の決断は大事であるし、首相が重要問題の解決にあたってリーダーシッ プを発揮しなければならないことも事実である。 しかし、その際の基本を忘れてはならない。 それは、 「国政が、国民の厳粛な信託によるものである」こと、 そして、 「その権威は国民に由来する」こと、… … …(記事全文4,234文字)

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