… … …(記事全文5,346文字)国民が切望していない選挙制度改革が、国民の個人情報流出という混乱のなか、数合わせが進んでいる。是々非々の国民民主党が「比例統一名簿方式」を提案。どの政党との「統一名簿」を想定しているのか
◆〔特別情報1〕
読売新聞は29日、「衆院比例『31議席削減』に自民・維新・国民が正式合意、今国会での関連法案提出へ作業の加速も確認」という見出しをつけて次のように報道した。
《自民、日本維新の会、国民民主の3党は29日午前、衆院議員定数(465)を比例選のみで31議席削減することで正式に合意した。関連法案を今国会に共同提出するため、作業を加速させることも確認した。
自民の鈴木、維新の柴田、国民民主の榛葉各幹事長が合意書に署名した。定数の削減幅は、2030年の人口が15年比で6・7%減少する推計を踏まえ、31議席とした。
比例選の議席配分方式は、現行のドント式よりも、中小政党が議席を得やすくなり、小規模政党の乱立も防げる修正サンラグ式に変更する。比例選の中国、四国両ブロックを統合するほか、比例選での復活当選に必要な小選挙区での最低得票率を、有効投票総数の「10分の1」から「6分の1」に引き上げる。
比例選の名簿登載者が不足した場合は「欠員」とし、議席が他党に移動しないようにする。名簿登載者を増やしやすくするため、供託金の没収金額を引き下げる対策も講じる。複数政党が比例選で公認候補名簿を一本化できる「統一名簿方式」も可能にする。
法案提出に向け、3党は同日午後にも実務者による協議を開く方向だ。》
国民がいま切望しているわけではない選挙制度改革が、国民の個人情報が流出の危機にさらされようとしている中、ドサクサに紛れるかのように数合わせが進んでいる。
二日前の27日、衆議院の議員定数削減を含む選挙制度改革について議論する与野党の協議で、比例代表を31議席削減することに加え、一部野党の主張を盛り込んだ修正案が提示された。衆院の選挙制度協議会座長の鈴木馨祐衆院議員は、「少しでも幅広い合意の形成をさせていただきたい」として、先週、比例代表を31議席削減する「折衷案」を提示していた。鈴木馨祐は麻生派に所属し、石破政権では法務大臣を務めた。今年の4月14日、森英介衆議院議長から同院の選挙制度協議会の座長に指名された。
自民党内部に精通する事情通は、座長の鈴木馨祐について、次のように語った。
「彼は屈託がなく、与野党協議の座長にはうってつけだった。麻生派だが、石破政権で法務大臣を務めており、派閥を超えてみんなとうまくやれる逸材だ」
以下、特別情報である。

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