… … …(記事全文6,749文字)マンジャロ健康被害 日本糖尿病学会専門医「医師はリスクをきちんと説明すべきで、利用者側も理解する必要がある」はまさに正論。しかし、その専門医が、リスクを深刻に認識していない実態がある
◆〔特別情報1〕
少し古い記事になってしまうが、紹介しておきたい。読売新聞は6月2日、「SNSで広がる『マンジャロ』の危険な投稿、安易な処方も原因か…膵炎など副作用の事例800件以上」という見出しをつけて次のように報道した。
《糖尿病治療以外の使用について、開発元のイーライリリーの日本法人は25年12月、「思わぬ健康被害が発現する可能性も想定される」とする声明を発表。厚生労働省も取材に「有効性や安全性は確認されていない」と説明した。糖尿病治療以外で使われた場合、薬の副作用の被害者に医療費や年金を給付する国の救済制度が適用されないという。
日本糖尿病学会専門医で、大阪府内科医会の名誉会長を務める福田正博医師は「医師は本来高い倫理観を持つべき職業で、患者が欲しがるという理由だけで薬を処方することは許されない。糖尿病治療以外で使った場合の影響は検証されておらず、医師はリスクをきちんと説明すべきで、利用者側も理解する必要がある」としている。》
前回の記事で記したマンジャロによる健康被害が生じたか患者は、この記事が報道された3日後の6月5日に、マンジャロが処方され投与された。ただし、患者から「マンジャロ」の処方を要求したわけではない。そもそもこの患者は、「マンジャロ」という新薬の存在さえ知らなかった。さらに、診察時において担当の医師から、薬品名さえ告げられていなかったばかりか、医師からはリスクの説明も受けていない。マンジャロを打った後、看護師からパンフレットを渡され、副作用についての説明があっただけである。「副作用の症状があったら、連絡くださるか診察に来て下さい」と言われたていたが、副作用の症状を訴えても何も対処はなされなかった。
ちなみに、担当の医師は、ここに記載されている糖尿病学会専門医として登録されている内科医である。
厚生労働省のホームページには、「マンジャロ・リベルサスなどの2型糖尿病治療薬の美容・痩身目的での使用による健康被害にご注意ください」というタイトルで、次のように注意が掲載されている。
《「痩せる薬」として安易に使用しないでください、危険です
マンジャロやリベルサスなどのGLP-1受容体作動薬等は、2型糖尿病などの治療のために承認された医薬品です。近年、これらの医薬品が美容・痩身・ダイエット目的で使用されるケースが増えています。SNSやインターネット上では「簡単に痩せられる」「短期間で体重が落ちる」などと紹介されることがありますが、これらの医薬品を美容・痩身・ダイエット目的で使用した場合の安全性及び有効性は確認されておらず、安易な使用は思わぬ健康被害につながるおそれがあり、危険です。
(中略)
医療関係者の皆様へ
GLP-1受容体作動薬等について、美容・痩身目的での使用を含め、副作用や健康被害が疑われる事例を把握した場合には、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)に基づき、速やかな副作用報告にご協力をお願いします。
美容・痩身・ダイエット等の適応外使用であったことが判明している場合には、「使用理由」欄に「適応外使用(美容目的)」など、使用目的が分かるよう記載をお願いします。
ご報告いただいた情報は、健康被害の実態把握や安全対策の検討に活用されます。
あわせて、製造販売業者が実施する適正使用のための情報収集についても、ご協力をお願いします。》
しかし、前回の記事に記した患者は、マンジャロを打ってから生じた健康被害を担当の医師に伝えても、「マンジャロでそんなことにはならない」と一蹴されたのだった。そして、この患者は地獄の日々を迎えることになるのだった。
以下、特別情報である。

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