… … …(記事全文5,853文字)米イスラエルがイラン攻撃により、UAEに移住していた英国人約60万人が帰国、両国の財政は大打撃。UAEのOPEC離脱は、チャールズ国王が米国を訪問している最中に発表された。その背景とは
◆〔特別情報1〕
BBCは29日、「【解説】UAEのOPEC離脱、今後の石油流通に大きな影響を与える可能性」という見出しをつけて次のように解説している。
「アラブ首長。国連邦(UAE)が突然、石油輸出国機構(OPEC)からの離脱を発表したことは非常に重大な出来事だ。UAEは、1971年に国家として成立する以前からこの同盟に加盟している。
(中略)
OPECの生産はサウジアラビアが主導しているが、UAEは第2位の余剰生産能力を持っていた。言い換えれば、価格の緩和に向けた増産が可能な、2番目に重要な生産国だった。
(中略)
OPECの生産枠は、UAEの生産量を1日当たり300万〜350万バレルに制限していた。収入減少という意味でのOPEC加盟に伴う犠牲は、不均衡な形でUAEに集中していた。
しかし、このタイミングでの動きは、イランでの戦争の影響をうかがわせる。湾岸地域での緊張の高まりは、UAEとイランの関係に影響を与えている。さらに、すでに緊張が高まっているサウジアラビアとの関係にも、影響を及ぼす可能性がある。」
今回のイランでの戦争によりUAEは深刻な状況に陥っている。そのことは英国が抱えてきた移民問題とも深く関係しており、今回は両国とも国家財政に深刻な打撃を受ける結果となっているようだ。
というのも、米イスラエルがイラン攻撃を始めてから、UAEに移住していた英国人約60万人がUAEでの仕事を投げ出し、本国である英国に帰っていったといわれている。いまそのことが、UAEと英国の両国において、大きな問題になっていたということだ。
折しもこの報道は、英国からチャールズ国王が国賓として米国を訪問しているタイミングで発表されている。
Forbesは30日、「トランプ、アラブ首長国連邦のOPEC脱退決定を称賛」という見出しをつけて次のように報道した。
「ドナルド・トランプ大統領は米国時間4月29日、アラブ首長国連邦(UAE)が今月末までに石油輸出国機構(OPEC)から離脱するという計画を称賛した。また、最終的に原油価格を押し下げるとの見方を示した。トランプはOPECを長年批判し、同機構が『世界の他の国々を食い物にしている』と非難していた。」
中間選挙を見据えて、なんとしても石油価格を下落に向けてコントロールしておきたいトランプとしても、UAEのOPEC脱退は願ったり叶ったりである。
以下、特別情報である。

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