… … …(記事全文5,286文字)石破首相「商品券配布」問題は、衆院選で全敗した自民党大阪府連「旧安倍派」の「焦り」に端を発した「石破降ろし」だった。反主流派は「石破降ろし」で結束するも、その先の思惑はバラバラでまとまらない
◆〔特別情報1〕
石破首相が当選1回の自民党新人議員15名に、商品券10万円配布で、自民党内水面下の「石破降ろし」が一気に噴出し始めた。石破が打った解散総選挙で初当選してきた議員15名、本来ならば、「石破チルドレン」と呼ばれるはずの新人議員たちだ。
現代ビジネスは14日、「【独自】石破10万円問題はこうしてリークされた…もらった議員、反石破議員が次々と明かした「石破おろし」全舞台裏」という見出しをつけた記事のなか、次のように報道した。
「なぜ、今回、朝日新聞がいち早くスクープすることができたのか。会食があったのは3月3日と10日以上も前のことである。
自民党の安倍派の国会議員、B氏はこう明かす。
『3月5日頃だったと思うが「石破首相が手土産だと商品券10万円をくれた」と新人議員が言っていた。本当かなあと訝しんでいたら、そんな新人議員が他に何人もいるという噂が党内で広がりつつあった。
私自身も当選1回の時に、官邸で食事会があって確か20万円か30万円くらいの商品券か、それに類するものを頂戴した経験があるから本当だと思った。
そんな中、「反石破」の複数の議員がその情報を記者にささやき、朝日新聞や他のメディアも取材をはじめた。私もテレビ局にもこんな情報があるよと教えたよ。
メディアのなかで、最初に事実関係を詰められたのは、朝日新聞だったということ。石破首相にすれば身内から刺されたってことだね』
このB氏は最後にこう言った。『これで党内政局は一気に加速する。つまり石破おろしですよ』」
表立って「石破降ろし」の声を挙げたのは、旧安倍派所属だった西田昌司参院議員と、無所属ながら安倍シンパとみられてきた青山繁晴参院議員。ともに参院議員で、改選を迎える西田は、既に公認が決まっている。
こうした自民党内の紛糾する状況について、自民党内部に精通する事情通から話を聞いた。以下、特別情報である。
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