… … …(記事全文5,657文字)尹大統領が「非常戒厳」宣布の理由「北の脅威」は、偽情報を掴まされ踊らされ、嵌められた可能性が高い。弾劾から失職へ、トランプ一期目と同じ流れとなるか。米大統領就任式を前に韓国で政変が起きる
◆〔特別情報1〕
韓国において3日夜から明け方にかけての「非常戒厳」宣布から解除と、不可解ともいえる動きで韓国内は騒乱となった。韓国の尹大統領に一体に何が起こったのか。
BBCは4日、「【解説】 なぜ尹大統領はいきなり非常戒厳を宣布したのか……翌朝には解除」という見出しをつけてつぎのように報道した。
「尹大統領は3日夜に『非常戒厳を宣布する』と発表した際、北朝鮮の脅威や『反国家勢力』から韓国を守り、自由な憲法秩序を守るためだと説明した。しかし、尹氏が韓国で40余年ぶりに戒厳令を発動する本当の理由は、外部からの脅威ではなく、本人が政治的に追い詰められているからだというのは、間もなくはっきりした」
ここで記されている「間もなくはっきりした」ことについては、次のように記している。
「妻をめぐっては、高級ブランドのディオールのバッグを受け取ったとされる疑惑や、株価操作に関わったとされる疑惑が浮上した。このため支持率も低下し、17%前後という低水準で推移している。尹氏は先月、テレビの全国放送で謝罪。ファーストレディー(大統領夫人)の職務を監督する事務所を設置すると述べた。だが、野党が求めていた本格的な捜査については拒否した」
日本での報道も、大半は尹大統領夫人をめぐる疑惑を取り上げている。しかし、筆者のもとに届いた情報は違っていた。むしろ、尹大統領が「非常戒厳」宣布の理由として一番に掲げた「北朝鮮の脅威」が実際のところといえる。しかしそれは、単なる「脅威」ではなく、どうやら嵌められた可能性が高い。一体誰に?ということだが、そこは聞いてびっくり、驚くべき話が伝わってきた。どうやら、尹大統領は、偽情報を掴まされたようだ。
これは、国際政治情勢に精通する事情通からの特別情報である。
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)