パキスタンで起きたカーン元首相釈放を求めるデモ隊の約200人が軍隊によって射殺された。このデモは日本も含む世界62カ国で同時に起きていた。カーン元首相はトランプの盟友。世界は大きく変わり始めている

◆〔特別情報１〕
　トランプ次期大統領就任に向けて、世界は大きく動き始めている。
朝日新聞は27日、「パキスタン首都でデモ隊を強制排除　500人逮捕、銃撃による死者も」という見出しをつけて次のように報道した。
「パキスタンの首都イスラマバードで、収監中のカーン元首相の釈放を求めて集まっていた野党・パキスタン正義運動（PTI）のデモ隊に対し、同国の治安当局は26日夜、強制排除に踏み切った。地元紙ドーンによると、デモ隊の500人以上が逮捕され、死者が出ているとの情報がある。
　デモ隊は1万人規模とみられ、26日午後、治安部隊のバリケードを突破し、議会や大統領府などが集まる首都中枢部に到達した。ドーン紙によると、同日深夜になって、治安部隊が催涙弾などを使って排除に乗り出し、デモを先導していたカーン氏の妻やPTI幹部は車で脱出。PTIは27日未明、デモの中止を宣言した。
　地元テレビGeoは病院当局者の話として、少なくとも死者2人と負傷者26人が運び込まれ、いずれも銃撃による傷痕が確認されたと報じた。ドーン紙によると、PTIは少なくとも8人が撃たれて死亡したと主張している」
　デモ隊が釈放を求めるカーン元首相は、トランプとは盟友の関係にある。そのことはトランプの大統領選挙の勝利宣言のなかでも語られていたという。デモは、収監中のカーン元首相が、妻を始めとした親族や弁護士を通じて、世界中に居住しているパキスタン人に向けて呼び掛けられていたという。
　以下、トランプ次期大統領のスピーチライターチームのメンバーと友人関係にある、在日パキスタン人ジャーナリストからの特別情報である。

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