… … …(記事全文5,926文字)「自公過半数(233議席)」の攻防戦の火蓋が切られる。割れる保守層、比例票が勝敗を決する。「裏金議員」を推薦する公明党は、「漁夫の利」得られるか。また維新は自民を食うか立憲を食うか。政界再編の始まりか
◆〔特別情報1〕
いよいよ公示日15日を迎え、第50回衆院選の火蓋が切られた。石破首相は「自公過半数(233議席)」を、対する野党第一党の立憲・野田代表は「自公過半数割れ」を目指すとし、「過半数」の攻防を賭けた12日間の短期決戦が始まる。
各党からは比例名簿が発表された。自民党の名簿には告知されていたとおり、「裏金議員」の名前はなく、消えた名前は主に安倍派に所属していた議員でもある。
安倍政治の継承を強調して総裁選を戦ってきた高市早苗の支持者の間では「高市早苗を応援するなら、比例で自民党と書くな」の呼びかけがSNSで拡散されているといい、高市陣営は、火消しに躍起になっている。だからなのか、高市推しの保守派論客は今回の選挙を「自公で過半数割れ」と大胆予測している。保守層の比例票は、自民ではなく日本保守党や参政党が受け皿となって流れるという。
そうしたなか、自民党内部に精通する情報通は、高市陣営の選挙後を見据えた動きについてある情報を伝えてきた。
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)