… … …(記事全文4,461文字)異例の9人候補で長丁場の自民党総裁選は、完全に間延びして、自民党支持者ですら嫌気がさしてしまっている。残り2日、失速気味で後がない進次郎が、麻生詣でで物議を醸した。開口一番、発した言葉とは
◆〔特別情報1〕
朝日新聞は24日、「小泉進次郎氏が麻生太郎副総裁と面会 自民党総裁選の支援要請か」という見出しをつけて次のように報道した。
「自民党総裁選(27日投開票)に立候補している小泉進次郎元環境相(43)=無派閥=が24日、東京都内で麻生太郎副総裁と面会したことが分かった。小泉氏は、上位2人による決選投票に進んだ際の支援を、麻生氏に求めたとみられる」
今週は23日に立憲民主党の代表選があり、新代表に野田佳彦元首相が選出され、翌日には骨格となる新執行部が発表されるなど、新進党の動きに注目が集まっていた。立憲の新しい体制を横目に気にしながら、その間も自民党の総裁選は続いており、水面下では決選投票を見据えた駆け引きが激化していた。
先週末、あるところからの「票読み」が自民党内に拡散され激震が走っていた。高市陣営の実質ルールに抵触する「リーフレット郵送」の影響が目に見えて表れた「票読み」の結果に、最も焦っていたのが小泉進次郎の陣営だったといえる。党員・党友票の締め切りが過ぎたいま、残る議員票の取り込みに躍起になったのか。「進次郎で決まり」と言われ、まるで取り巻きが囲むかのように始まった異例の9人候補の総裁選は、長丁場を経て思わぬ展開を見せている。以下、自民党内部に精通する情報通からの特別情報である。
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)