… … …(記事全文4,674文字)立憲代表選、前回より国会議員票は減るも、党員・サポーター票は42ポイント増え、政権交代への期待を示す。野田新代表が発表する「党役員骨格人事」で、立憲民主党の命運が決まる。極めて重要な局面である
◆〔特別情報1〕
立憲民主党は23日、東京都内で開いた臨時党大会での代表選で、新代表に野田佳彦元首相が選ばれた。概ね予想どおりの選挙結果だったといえる。政権交代に向けた戦いの始まりとして、むしろここからが、極めて重要な局面である。
NHKは23日、「立民代表選【結果】野田新代表 党役員骨格人事『刷新感重要』」という見出しをつけて次のように報道した。
「立憲民主党の新しい代表に選出された野田元総理大臣は記者会見し、あすの午前中までに党役員の骨格となる人事を決めるとした上で『私にない刷新感をどうやってつくっていくかは1つの重要な観点だ』と述べました。この中で、野田氏は、党の役員人事について『これからよく考えたいが骨格人事が決まらなければ次の国会や衆議院選挙の準備ができない。あすの午前中までには骨格人事を決定をした上で午後にでも両院議員総会で承認をいただきたい』と述べました」
新代表に選出された野田は、この日の各局の報道番組をはしごして出演していた。出演した各番組では、この後に「党役員骨格人事」を決めるかのような発言をしていたようだが、恐らく「骨格人事」は代表選を前に、既に出来上がっているものと思われる。24日に開かれる次の両院議員総会こそ、立憲民主党の命運が決まる、極めて重要な局面といえるだろう。
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)