… … …(記事全文4,319文字)パリ五輪開催中に起きたパングラデシュのデモ激化によるハシナ首相亡命は、いまイスラム教世界のトップニュースとなっている。ハシナ氏はインドへの亡命を断られ、内乱状態と化しつつある英国へ。更なる火種となるのか
◆〔特別情報1〕
毎日新聞は6日、「インドに逃亡中のバングラデシュ・ハシナ前首相、英国に亡命へ」という見出しをつけて次のように報道した。
「インドメディアによると、隣国インドに逃れたバングラデシュのハシナ前首相は、近く英国へ亡命するとみられる。ハシナ氏は5日夕に首都ニューデリー近郊の空軍基地に到着。インド政府高官と面会後に安全な場所へ移動したという。ハシナ氏と良好な関係にあったインド政府も、突然の辞任を受けて対応に追われている。ジャイシャンカル外相は6日に全政党の関係者を集めた会合を開催。地元紙ヒンドゥスタン・タイムズによると、ジャイシャンカル氏は会合で、ハシナ氏がショック状態にあるとして、将来について話す前に回復するための時間を与えたと説明した。ハシナ氏は、パキスタンからの独立運動を率い、「建国の英雄」とたたえられたラーマン初代大統領を父に持つ。1975年の軍事クーデターでラーマン氏が暗殺された際にも、インドや英国で亡命生活を送った。【ニューデリー川上珠実】」
これについて中東情勢に精通した外国人記者は次のように語った。
バングラデシュの国民はいま、ハシナ氏に対して猛烈に怒っているので、ここでインドがハシナ氏の亡命を受け入れるとバングラデシュとの今後の関係が悪くなるので、賢いインドはハシナ氏に『インドに居てほしくない。出て行け』と亡命を受け入れなかった。ハシナ氏は英国に行った
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)