… … …(記事全文4,578文字)維新は自民に合流するはずだったが、最後になって穴を捲った。その意趣返しで自民は、維新内部の混乱を仕掛けしかけている。自民は維新の離反で揺さぶられ、結果的に票読みが出来なくなった
◆〔特別情報1〕
日刊ゲンタイは25日、「グタグダ維新が内部分裂危機…都知事選“掟破り”の「石丸支援者」続出で小池知事は票減らす恐れ」という見出しをつけた記事のなか次のように報道した。
「独自候補の擁立を断念し、どの陣営にもくみしない『静観』を決めた日本維新の会の関係者が、“掟破り”の石丸支援に動いている。石丸氏が小池氏の票を食いかねない状況なのだ。『知事選を巡っては、東京維新の幹部が石丸さんへの推薦を打診しましたが、石丸さん本人に断られています。プライドを傷つけられたのか、断られたことが相当頭にきたのでしょう。幹部は今月中旬にオンライン会議で「今回は静観。他の候補の支援は絶対にするな」と発言。別の東京維新幹部は「特に石丸はダメだ」と強調していた。さらに「既に石丸支援に動いているヤツがいる」と指摘し「反党行為は厳しく罰する」と、除名処分までチラつかせてきたのです』(維新関係者)
どうやら、東京維新の幹部はメンバーに対し、頭ごなしに『石丸を支援するな』と命じているようなのだ」
こうした維新の対応について、永田町に精通する事情通は、含み笑いを浮かべて次のように語った。
「結局、維新は自民に合流するはずだったのが、最後になって穴を捲って分かれた。その意趣返しで自民党は、維新内部の混乱を仕掛けしかけている。そりゃあ自民党にとっては維新の離反は面白くなかっただろう。それで揺さぶられて、結果的に票読みが出来なくなった」
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)