… … …(記事全文4,768文字)パー券を何百枚単位で買っても、パーティーには参加していないケースは多い。1回のパーティーで何十億円以上もの裏金を稼いでおり、それは常態化していたため、これほど大騒動になるとは、自民党は想定していなかった。
◆〔特別情報1〕
朝日新聞は12月12日、「安倍派の裏金、5億円か 所属議員の大半に還流 派閥側の立件不可避」という見出しをつけて、次のように報道した。
「自民党の最大派閥「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していたとみられる問題で、派閥が直近5年間で所属議員にキックバック(還流)した裏金の総額が約5億円に上る疑いがあることが、関係者への取材でわかった。派閥や議員側の政治資金収支報告書には収支の記載がないという。個々の議員の金額は5千万円超~数万円と差があるが、安倍派(現在は99人)の所属議員の大半が還流分の裏金を受領したとみられる。東京地検特捜部の捜査次第で総額は変わる可能性もあるが、規模の大きさ、組織性や故意性の強さから、派閥側は政治資金規正法違反(不記載・虚偽記載)容疑での立件が不可避となりそうだ。」
しかし、自民党二階派「志帥会」重鎮は次のように語る。
「派閥主催のパーティーに参加したことのある人ならわかることだが、数千人もの人がまるでイモ洗いのように、会場をびっしり埋め尽くし、ひしめきあっている。しかし、パー券の売り上げは、パーティーに参加している人数分だけの話ではない。パー券を何百枚単位で買っても、パーティーには参加していないケースは多い。1回のパーティーで何十億円以上もの裏金を稼いでおり、それは常態化していたため、これほど大騒動になるとは、自民党は想定していなかった」
以下、自民党二階派「志帥会」重鎮からの特別情報である。
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)