… … …(記事全文3,313文字)◆『政権交代-小沢一郎最後の戦い』(2007年7月12日刊)
第3章 一龍戦争の熾烈
●野党は、万年野党に甘んじていた
当時の衆議院の中選挙区制では、全国に百三十の選挙区があった。このうち、鹿児島県の奄美群島区の一人区や一部二人区を除いて、そのほかの選挙区は、二人から五人区になっていた。そこに一人ずつ候補者を立てていれば、野党は、一人ぐらいは取れた。有権者のなかには、自民党の候補者に対する批判票というのが、最低でも一割や二割程度はあったからだ。その批判票が、野党の候補者に回っていたのである。
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)