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板垣英憲（いたがきえいけん）情報局　～マスコミに出ない政治経済の裏話～

                    　    2023年7月8日

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世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で
行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速
報する。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　政治評論家　板垣英憲

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◆『小沢一郎総理大臣待望論』(1994年11月1日刊)
第５章　小沢一郎の敵と味方　
恩義も恨みもない渡辺美智雄
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　渡辺美智雄は、農相や厚相、蔵相などを歴任してきているので、関係省庁への大きな政治的影響力を持っている。その点で、農林族、厚生族議員と呼ばれてはいる。
　しかし、もともと本業は税理士であり高級官僚出身ではない。学閥的には、東京商科大学(現・一橋大学)卒であり、「非東大」である。このため、国立大学出身者ではあっても、東大卒でないという要素がつねにマイナスに作用し、渡辺美智雄は、政治的な重要局面で大きな壁に阻まれることが多かった。


ズバリ言えば、自民党内において「総理総裁侯補者」として積極的に推し上げてくれる勢力に恵まれなかったのである。病気で入院し、
「ガンではないか」
　と曝かれて、一時は、政治生命を失うのではないかと危ぶまれながら、死地に一歩手前のところから、運よく健康を回復してきた。"ガンに効く"と聞けば、何でも手に入れて飲んだ。医師となっている娘に陰で支えてもらったともいわれている。

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