━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2021年9月6日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 菅首相は、二階幹事長交代を決めたところから、どうにもならなくなった。幹事長交代を告げられた二階はもちろん、安倍からも、麻生からも解散を止められてしまい、菅首相には道がなくなってしまった。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕 これは自民党二階派「志帥会」の重鎮からの特別情報である。 菅首相は、二階幹事長交代を決めたところから、どうにもならなくなった。菅首相としては、二階を交代させるつもりではなかったのだが、支持率も下がり、批判も後を絶たず、解散に向けて何か起爆力のあることを格好よく持って行こうとしたのだろう。それが二階幹事長の交代だった。しかし、それが間違いだった。つまり、菅首相は総裁選よりも前に解散を打とうとし、解散のの前に内閣を改造し自民党人事を変えることで衆議院選挙を有利に持っていこうと考えた。しかし、幹事長交代を告げられた二階はもちろん、安倍からも、麻生からも解散を止められてしまい、菅首相に道がなくなってしまった。解散が打てないとなると、総裁選が先になる。しかし、二階を交代させるとしたことで、もはや二階派の支持は得られない。二階派の票が得られなければ、総裁選に出ても勝ち目はない。目玉人事として二階を交代させようとしたことが、自ら続投の道を塞いで落ちてしまった。 しかも安倍からは早い時期から、「もう辞めていい」と言われていたという。菅は、自分を総理にした二階を切ろうとしたことが元で、自分の首も切ることになってしまった。既に、判断能力が鈍っていたということだ。 いま、二階は淡々としている。しかし、菅が辞任するときは、悲しそうな顔をしていた。次の選挙に二階は出ないかもしれない。ただ、本人はまだ口にしていない。 小池百合子が橋本徹と組んで新党を立ち上げるという話も聞こえてくるるけれども、いまコロナ対策で大変な状況にある東京都を捨てて国政に出たら、猛烈に批判されるだろう。 二階は、岸田文雄は支持しない。河野太郎も支持しない。石破が出たら、石破を支持することになる。二階は、石破の父である石破二朗(鳥取県知事、参議院議員、自治大臣)とは、同じ田中派で仲が良かった。そうしたこともあって二階は、石破茂を田中派に入れた。だから石破は、二階のことを悪く言わないし、時々、陰で二階のもとに相談にも行っている。… … …(記事全文3,662文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)