━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2021年7月31日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆「猶太思想及運動」〈下〉四王天延孝陸軍中将著 第六篇 近代のユダヤ運動 第三章 ロシヤ革命と猶太 (4) ─────────────────────────────────── 前回からの続き https://foomii.com/00018/2021073015300083048 前記の佛國大使パレオローグ氏はユダヤ問題に就ては其手記三巻を通じて、是々非々主義で行つて居る様であるが、自分の駐在國であるロシアの波蘭(ポーランド)方面ユダヤの惨状に就いては千九百十五年三月三十日の手記に次の様に書いてゐる。 戦争の当初から波蘭(ポーランド)及リシュアニアのユダヤ人は惨酷なる苦難に遇つた、去る八月には國境地帯から集団を以て追ひ立てられ、一物を携帯する暇もなく立退かなげればならなかつた。暫くするとそこから又追放が始まつて、前と同様に不意に、急激に、簡単にやられ漸次東の方へ追ひやられた。グロドノ外(ほか)八都市のユダヤ人全部が段々國の内部へ向け追ひやられた。追放の景況は到る所官憲のにこやかな監視の下で、暴行、掠奪(略奪)が伴ふのである。全部では十萬人位に上る憐むべきユダヤ群集がコザツク部隊に駆り立てられて恰も家畜の様に雪の上を彷彿するのであつた。停車場内に放置されたり、市街の入口に風に吹き晒らされて圍(囲)ひ込まれたりして飢餓と塞氣で死にそうになって居る。夫等(それら)の群集の志氣を引立てるものと言へば、道々遭遇する憎悪と軽侮(けいぶ)と間諜(かんちょう)、叛逆(はんぎゃく)の疑の眼丈である。ユダヤの悲哀史の中を通して今回以上惨忍な移動は無かつたであらう。そのくせ露軍の中には善く戦ふ二十四萬のユダヤ兵が居るのだ(パレオローグ大使手記第一巻第三百三十五、三百三十六頁)… … …(記事全文2,391文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)