━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2021年7月10日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆「猶太思想及運動」〈下〉四王天延孝陸軍中将著 第六篇 近代のユダヤ運動 第二章 第一世界大戦 (4) ─────────────────────────────────── 前回からの続き https://foomii.com/00018/2021070414500082081 扨(さて)右墺國(オーストリア)皇儲及同妃暗殺につき墺國政府は七月二十三日セルビヤに対し要求を提出して、四十八時間以内に同答を求めた。此の最後通牒に対しセルビヤは二十五日に同答を送つたが、他の要求は容れたが犯人の審問及反墺運動鎮壓(鎮圧)に墺國代表者が参加することは拒絶したのであつた。 此に於て愈々(いよいよ)七月二十八日墺、塞(セルビア)両國は事實上戦争状態に這入つたが、是より先きスラーヴ同族として後見役の形であったロシアは、予(かね)てからセルヴイヤと親善關係を結んで君府(コンスタンチノーブル)をその手に収め黒海を経て地中海に進出せんとする所謂汎スラウイスムから、セルヴイヤを援助する爲墺國抑壓の意味で動員令を発した。ドイツは三國同盟の義務で墺國援助の爲動員をした。フランスは三國協商の義務上ロシアを援(たす)けドイツを抑へる爲に動員した。ここに全く一觸即發(一触即発)の危機に迫つたが、ドイツのカイゼルは露國皇室と姻戚関係にあるので最後の努力として、ニコラス二世に動員軍隊を復員すべく忠告したが最早及ばず終にドイツはロシヤの動員を理由として八月一日ロシヤに宣戦し、フランスは八月三日英國は八月四日参戦してあの大戦争になつた。ロシアの態度硬化の裏にはフランス大統領ポアンカレが首相ヴィヴィアニを件ひ、(両名共フリーメーソン結社員)危機の最中七月二十日俄に軍艦フランス號に搭乗して露都に赴き露佛交歡を行ひ、大観兵式に臨み又二十三日出發前には人を退け両元首のみ差向ひの語し合ひを行ひ以て不退転の決意を固めたることが大なる力ありと見らる(佛國駐露大使パレオローグ『大戦間のロシア帝国』一~一八参照) 此の大戦の眼目の中に、前世紀以来の東羅巴(東ヨーロッパ)のユダヤ人解放の問題が包藏せられあることは既に繰返し説術した所であるが今開戦後實現せる幾多の事實を列挙して、終にロシア革命を決行せる真相の把握に資する。… … …(記事全文2,029文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)